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W杯「ベスト8の壁」分析 独自調査でわかった日本の現在地「世界23位」!

カタール・ワールドカップも残り2試合、最高の「クリスマス」

W杯はやはり世界最高のスポーツイベント! まさに世界を巻き込んだフィエスタ!

準決勝を終えて、残すカードは3位決定戦「クロアチア対モロッコ」と最終日の決勝「アルゼンチン対フランス」という屈指のカードになりました。

今大会は初の冬開催になりましたが、世界中のフットボールファンにとってこの組み合わせは、最高のクリスマス・プレゼントでしょう。


日本が直面する「ベスト8の壁」の正体を突き止める


日本代表は、決勝トーナメント第1回戦・ベスト16でクロアチアとの延長戦の末に勝敗つかず、惜しくもPKでの敗退となり、今回もベスト8の壁を破ることができませんでした。


この記事では、JFAが掲げる「2050年までにW杯優勝」を現実にするためにも、「ベスト8の壁」を感情的にならず、冷静に、かつポジティブに、分析しておい方が良いと考え、「ワールドカップの決勝トーナメントで勝つ」ための条件を自分なりに考えてみました。ご一緒に、日本がベスト8に勝ち上がるために必要な要素を見てみましょう。


独自調査「W杯決勝トーナメント徹底分析」

日本が本格的にW杯を目指したのは、いつか。それはちょうど私のサッカー観戦歴と重なります。

悲願だったW杯出場のためにJリーグを立ち上げたのが1993年、その前年1992年にアジア大会を誘致しました。それが、日本の世界への本格挑戦のキックオフでした。この広島アジアカップで初めて韓国を破り、国際大会で優勝し、「それっ!アメリカに行こう」っていう感じでサッカー狂騒曲が始まったのです。


今回はそこを起点に「ドーハの悲劇」でW杯行きを逃した1994年アメリカ大会以降の約30年間の大会記録を洗い出しました。

1994年アメリカ、98年フランス、2002年日韓、06年ドイツ、10年南アフリカ、14年ブラジル、18年ロシア大会までと、今回のカタール大会(12月16日決勝進出決定までの状況)を掘り起こしてできたのが、この「強豪国のランキング」です。

具体的な方法は、優勝国6点、準優勝5点、3位4点、4位3点、ベスト8進出で2点、ベスト16が1点という形で、決勝トーナメントでの勝利・順位に応じて配点し、それを集計しました。

その間、日本は、初参加のフランス大会では、勝ち点ゼロで1次リーグ敗退とほとんど爪痕は残せませんでしたが、2002年日韓大会で、開催国としての意地を見せ、初のベスト16を成し遂げています。それで、やっと1点が入ります。それから、10年南アフリカ、18年ロシア大会、22年カタール大会でのベスト16を獲得していますので、総点4点となります。


日本がいままで目標とし、さかんに討論していた「1次リーグ突破」ではなく、その後の負ければ帰国という厳しい命がけの闘いの場である「決勝トーナメントだけに絞ったランキング」です。


分析1 決勝トーナメント指数ランキング

この観点で、W杯参加国を順番に並べてみると、W杯決勝トーナメントでの国力差、その優劣が見えてくるのではないかというアプローチです。


過去8大会で、決勝トーナメントに進出したのは、総勢42チーム。

そのすべてが厳しい1次リーグを勝ち上がってきた代表です。


全リスト公開 これがW杯のパワーランキングだ!


これ!これ!これこそ、イメージ通りの出来栄えです。

直近の国際試合の勝敗で指数化するいわゆるFIFAランキングよりも、「ザ・ワールドカップ」の熾烈さを表しているリストになっています。

W杯でリアルに優勝を狙う国が上位にちゃんといて、ベスト8の常連はしっかり把握できるし、決勝トーナメントにまだ慣れていないチームの事情も透けて見える、深読みができるランキングです。

この後は、こちらのブログでご覧下さい

W杯「ベスト8の壁」分析 独自調査でわかった日本の現在地「世界23位」! - ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

アジェンダ


異次元の戦績 

1位キング・ブラジル、2位 フランス 3位 ドイツ

ベスト8への必要要素:決勝トーナメントの選手経験を持つ自国監督の誕生


ベスト8への必要要素:育成の端境期の回避

ベスト8への必要要素:トップリーグ経験者を監督補佐として継続的な継承体制をつくること

ベスト8への必要要素:国を挙げて「優勝を信じる総合力」


強豪国上位の顔ぶれ オランダ、アルゼンチン、イタリア、クロアチア

強豪国下位に甘んじる イングランド、スペイン

強豪への成り上がりはクロアチアに学べ


ベスト8への必要要素:クロアチアなど最近強豪国になった国から決勝トーナメントのこなし方を学ぶ

中堅国のメンバーは、熾烈な順位争い

ベルギー、ポルトガル、ウルグアイ、スウェーデン、トルコが感じる「ベスト4の壁」

ベスト4の壁 個の力を持つ選手層

ベスト8への必要要素:「個の力」を持つ選手層の分厚さ

メキシコ、アメリカ、韓国 FIFAの優秀な生徒たちが直面する「ベスト8の壁」


ベスト8への必要要素:開催国の先輩が持つ「連続ベスト16進出記録」を塗り替えること


現在は「新興国」に位置する日本 23位、4点の意味


日本がW杯に与える「影響」



ジャイアントキリング!を見せる「お上りさん」


分析2 化け物の存在 フェノミナ・リスト


化け物になって帰ってきますの意味


ベスト8への必要要素:トップリーグで活躍する「怪物」の輩出


新しい景色へ 絶えざる進化を

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