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学び編 4 独自を育て 工夫で磨く

夏至の頃 降り続く雨音を聞きながら 師匠が 語りました


雨の日が続くと 晴れを願う
日照りの日が続くと 雨を乞う


だけど 長雨の日々に 雷雨を調べ
日照りの日々に 太陽を観察する人は 少ない


学ぶ者は 
雨の日に 洪水への工夫を学び 
晴れの日に旱魃への工夫を悟る


学ぶ者は 
雨の日も 
晴れの日も 
日々 工夫をし 
日々 精進する

万物は 粗野に発する
時をかけて 磨かれる

学ぶ者は 常に

独自を 探し

工夫で 磨く


では 独自は どこから来るか

あなたが 正しく問えば
あなたの頭の中よりも 
あなたの周りが答えを差し出す

友よ 
独自を 正しく 問うのさ
そうすれば
あなたの頭の中よりも 
あなたの周りが答えを差し出す 

あなたの要石を しっかり見る 

あなたの共感を なるべく広げる

あなたの知恵を すべてつなげて

あなたの 独自を 正しく 問う

そうすれば
あなたの頭の中よりも 
あなたの周りが答えを差し出す

独自を 探し

工夫で 磨く

それが あなたの夢になる


そうやって あなたの 独自が 発するが  
それは必ず 粗野に始まる

だから 独自を 磨く 見本を 探す

それが 師匠を 求める 意味


独自の型を 求めればこそ
次に 師匠を真似る

逆にあらず 常に 己が独自が 先に立つ


師匠の洗練の技を 真似て 
自分の粗野を 洗練する

が 常に  自分の独自を生かすこと

師匠との 創発のなかで
近似を探し 近似を真似る

が 常に 自分の独自を消さずに 磨くこと
学ぶ者は 常に

独自を 見つけ

創発で 磨く


では 工夫は どこから来るか


あなたが 正しく問えば
あなたの頭の中よりも 
あなたの周りが答えを差し出す

あなたの 独自は 師匠を真似て 磨かれるが 
まだまだ それは 粗野である

自分の独自を 切磋琢磨の衝突をもって 洗練する

それが 道場に 通う 意味

独自を 育て

衝突で 磨く

それが あなたの工夫になる


独自の技を 自覚すればこそ
道場に通う

逆にあらず 独自の技を 多様に反応させること

道場での 出逢いを生かして  
相違を探し 相違から学ぶ 

自分の独自を 消さぬように 
各々の 洗練の工夫から 刺激を受けて
己が粗野を 洗練する

が 常に 独自を伸ばすこと
独自を 育て

工夫で 磨く

それが あなたの 独自の型 になる


個の学び と 全の学び

それは 独立したものではなく

陶然と 一体になった 大きな道

全の学びを経て

独自の 荒々しさは 洗練される


全の学びが なぜ 新たな学び手を 求めるか

時間のなかで しなやかに 変化し続けるため
道の学びが なぜ 個の学び手を 求めるか

時間のなかで しなやかに 生き残るためさ


万物は 流転する
停滞すれば 道は廃れる


全の学びにおいて 独自を洗練する者は
常に 真似を捨てていく
真似を捨て さらに独自を磨く 

すると 自然に 悠然と 無駄なく 身体が動く

すると 瞬時に きつ然と 迷いなく 行動する


そして 動きが 技になる

そして 営みが 型になる
そのとき 師匠の技から 離れる

そのとき 道場の型から 離れる

そのとき 独自の芸が 道になる

そのとき 場が拡がり 道が分かれる

洗練をもって 至芸を追求する

独自を 洗練した先に 共感が広がる

そのとき あなたの至芸が 新たな道になる

そのとき あなたは 孤独から 解放される

志は ひとりでは 達成できない

技は ひとりでは 洗練できない
芸道は ひとりでは 拡がらない

あなたが 至芸を追求するとき

そこには めぐり合うべき弟子がいる


学ぶ者は 

雨の日も 晴れの日も 

日々 至芸を 追求する


その時 雨音が止み、夏が来ました


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