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教育という殿様商売

こんばんは。q3wです。今日は教育業界の殿様商売というタイトルで少し思うこと(悪口)を書いていけたらと思っています。

簡単に自己紹介すると、理学研究科数学専攻の大学院1年生で、絶賛就活中です。教員免許も中高で持っており、自動的に専修免許取得予定です。

教員という殿様商売

まず、教員にはいくつかの種類があります。地域や学校によって名称は異なるものの専任教諭・常勤講師(基本的に副業NG)・非常勤講師(副業可)に分けられます。給与や立場的な偉さをいうと、専任教員>常勤講師>非常勤講師となります。

専任教員は実際に教員採用試験に合格した教員を指します。実際にクラス運営や部活指導などの業務を任され、年収も待遇もかなりいいです。多くの教員を目指される方は、この勤務形態獲得のために教員採用試験対策を行います。

問題は他の勤務形態についてです。常勤講師は最悪で、勤務内容は専任教諭と変わらないにもかかわらず、低賃金かつ勤務期間も有期雇用です。すなわち、雇用期間がきれることを常日頃から意識しながら専任教諭と同じ働きをしなければなりません。また、公立の常勤講師の多くは教員採用試験不合格者の上位から順に声がかかるとのこと。場合によっては、声がかかった際に勤務校が分からない場合もあるそうです。

非常勤講師は副業もでき、基本的には授業の面倒を見れば良いですが、バイト先の非常勤講師をされている方は、部活の面倒を見ないといけないため休日も休みがないそうです。

教員不足(笑)という現実

そらそうでしょ(笑)となるわけです。教員採用試験は時期も遅く(最近は少し緩和しつつあるようですが)、正規雇用が確約されない。一般の大学生は、就活で良い企業に内定もらって正規雇用を確約されている傍らで誰が、まじめに教員採用試験対策をしたいでしょう?おそらく教育大学の学生や、教職のことしか考えていない視野の狭い学生しかそういった対策に取り組みたいとは思わないと私個人的には考えます。

また、各都道府県の教育委員会は教員採用試験の合格者を増やすつもりもあまりないようです。現に常勤講師や非常勤講師といった都合の良い駒を一定数確保しに行っているように感じます。実際、教員として充分やっていけると思っていた私の友人も新卒の時点では常勤講師採用となったケースが多いです。

そうした中、現場では教員が足りない~(悲鳴)となるわけです。百歩譲って、4月採用なら働くこともできますが、専任教員の育休などが年度の途中で挟まった場合、常勤講師としてスタンバイできる人がどの程度いるでしょうか?その育休教員が戻ってきたら場合によっては君は今月でもういいよ。ありがとうと言われる世界に誰がついていけるか疑問です。都合の良い駒が欲しいならもっと専任教諭として採用数を増やせよと感じます。

こうした実態が露呈しつつある今、教員志望者は激減し教職を履修した学生の裏切り(一般企業就職)にもあい、教育現場は人手不足となるわけです。長年の教育という殿様商売が生み出した問題なのだと考えます。

就活における教育業界の殿様

教職を履修したことから、私も教育に全く興味がないわけではないため、就活でも教育業界を含めて様々な企業のインターンシップやオープンカンパニーなどにお邪魔させてもらいました。その中で唯一不快感があったのが教育業界です。とある教育業界のオンラインインターンシップでは、zoomに接続した際に1時間程度の企業説明の動画を見せられインターンシップは終了しました。一体いつの動画だよ(笑)さらに顔出しもしろという地獄っぷり。

多くの人気企業でも採用担当者が実際に就活生の前で話をしてくれるという対応が一般的だと考えていましたが、動画が終わり次第、ありがとうございました。退出していただいて結構です。という質問すら許さない間髪の入れよう

どれをとっても最低・最悪のインターンシップでした。教育業界では働く人が極端に虐げられることがあるから人気ないんだろうなと感じました。少子高齢化も加速しているので勝手に自滅していってほしい業界だなと個人的に感じましたとさ。

それにしても、少子高齢化で生徒も減っているのに教員不足ってどんだけ人気落ちてるんだ爆笑


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