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ご飯は噛んでいるとどうして甘くなるの?【こどもなぜなに相談室】

子供とご飯を食べていると

「なんでご飯をお口の中でずっと噛んでると甘くなるの?」

という質問がありました。

まだ年少という段階でどこまで話そう、

デンプン、アミラーゼ、グルコース、味蕾などの言葉を使わずなんと話そう…

どうやって。と考えつつ…


ブロックをつなげて…

お米の主成分すなわちデンプンは以下のような構造をしています(看護roo!より引用)。

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そこで

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写真のようにブロックを一直線に繋げたものを作り、ご飯(のなかのデンプン)の栄養のもとということにしました。


アミラーゼはどうしよう

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そして口の中で唾液中のアミラーゼがデンプンを分解する様子は、上の写真のように前のブロックを幾つかにわけて分解された糖(3つ: デキストリン、2つ: 麦芽糖、1つ: グルコース(ブドウ糖))を示すことにしました。


そして

「ご飯を口の中でモグモグ噛んでいると、口の中のコビトさんがご飯のなかの栄養のもとをチョキチョキと小さくするんだよ」

と伝えました。

「なんで」

と問われたので

「長いままだと小腸通り(コレは子供の読んだことがある絵本の表現です)のコビトさんが、栄養にすることが出来ないんだ」

と答えました。


ポケットの中へ

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さらに小さくしたブロックを示して

「ずっとモグモグ噛んでいると、どんどん甘くなってくるでしょ。それは舌にはポケットがたくさんあって、そこへ1個や2個になったブロックが入ることができて、それが甘く感じるんだ」

「この1個になったブロックが黄色のエレメントの栄養(これはキッチン戦隊クックルンの表現です)になるんだよ」

と伝えました。


おわりに

どこまで伝えられたか、理解出来たかわかりませんが、不思議に思ったことに出来る限り答えて行きたいと思います。


おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。