水分活性を下げる知恵【オススメ絵本】
この頃、小腹が空いた時に食べるものは、
•あたりめ
•ドライプルーン
•ビーフジャーキー
•鮭とば
などです。
お気づきのように全て乾物です。
乾物の偉大さ
乾燥させることによって、食物内の水分を取り除く。
これは食品化学的には「水分活性を下げる」ということになり、腐敗を防ぐことが出来るわけです。
オススメの絵本
『干したから…』
この本は写真で構成された絵本ですが、オトナにもとってもオススメです。
乾燥させる前と後
それぞれの写真を示すことで見た目の変化、色、質感、大きさを伝えています。
世界は広い
そして身近な食物だけでなく世界の乾物の写真が圧巻です。
世界各地には、先人達の知恵により受け継げられてきた、様々な乾燥させた食品があることに気付かされます。
チリのサンティアゴのハーブ店に溢れんばかりに並ぶハーブの数々には圧倒されます。
商品の陳列具合などからもお国柄が垣間見えます。
ラオスの市場に並ぶのは、
カエル
コウモリ
さらには
ネズミ
です。
魚の干物も地域によって捌き方が異なっており、まるでタコのように幾重にも割いていたり、とぐろを巻くように干されていたり。
素晴らしき発明
そして日本が誇る乾物の代表格。
「鰹節」が製造工程から記されています。
極限まで水分を取り除かれた鰹節は非常に硬く、互いにぶつけると金属音のような音が響きます。
繰り返し周囲に菌を付着させるのは、菌によって表面の水分を取り除いているというから、そのことを知って試して伝えてきた先人には頭が下がります。
おわりに
描かれた絵本はもちろん素晴らしいですが、
写真には写真でなければ訴えられない真実というものがあります。
乾物をゆっくりと口に含んで味わう
なんだか贅沢な時間な気がします。
おしまい
最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。