見出し画像

勇気づける詩

先行き不透明な時代。

思い悩んでいるとき、流れてくる詩で力や勇気、元気が得られることがありますよね。

そんな楽曲を幾つかご紹介したいと思います。


ムダなことなんてない

1曲目としてご紹介しますのは、斉藤和義さんの『やさしくなりたい』です。

このなかの以下の歌詞。

サイコロ転がして1の目が出たけれど 双六の文字には「ふりだしにもどる」 キミはきっと言うだろう「あなたらしいわね」と「1つ進めたならよかったじゃないの」

一見、振り出しに戻ることはネガティブなことだと思います。

実際、何かトライして、全て無駄になってしまうことって、仕事などでもよくあることです。

結果がすべて」という現実ではあるという厳しい意見もありますが、
行ったプロセスでは上手くいかなかった」という事実がわかっただけでも、それは無駄ではありません。

その経験が次の成功へ、ゴールへと導く『一歩』になったことは違いありません。


あきらめない

2曲目は、ディズニー映画『ズートピア』の主題歌。

Dream Amiさんが歌う

『トライ・エヴリシング (Dream Ami version)』です。

間違えることでやっと 分かることがきっとあるから

ここで、1曲目『やさしくやりたい』のように上手くいかないことを前向きに肯定しています。

少しずつ 進めばいい 出来ることをやるだけ

とにかく進み続ける。

あきらめないでいこう どんなことがあったとしても 何度でもダメだとしても 向かっていけばいいよ

そして何度もチャレンジする。

失敗することで もっと強くなっていくんだから

立ち上がる力、『レジリエンス』ですね。まさに失敗が有意味となるわけです。


半歩でも…

3曲目は、B'zの歌う『光芒』。

こちらについては、先日の記事でも紹介しました。

歌詞全体が素晴らしいのですが、以下に凝縮されています。

半歩でも進めるなら 景色は少しずつ変わってゆく

一歩ずつではなくても、たとえ半歩であっても前進できればそれでいい。そう思えれば焦らず進める力になります。


みんなのヒーロー

4曲目は、ご存知アンパンマンの曲。

ドリーミングが歌う『アンパンマンは君さ』です。

もし自信をなくして くじけそうになっても いいことだけ いいことだけ 思いだせ

この言葉は素晴らしいですよね。

自信を無くすとネガティブな思考が頭を埋め尽くすことが起こり得ます。

そのことを考えないようにとしても、考えないようにすることで意識しているのです。

ですから、別の「いいこと」を考えて脳内を上書きしてしまう。そんなとても大事なことをアンパンマンが教えてくれているのです。


他者と比較はしない

少しずつ進み始めると、他の人と比較をしてしまうことがあります。

あるいは人と比較することで、自らの自信を失ってしまい身動きがとれなくなる時も起こり得ます。

それはある面では仕方がないことですし、比較することよって自らを奮起させることが出来るなら効果的なのかもしれませんが、昨日の自分、過去の自分より今の自分が僅かでも成長しているのならそれこそが前進といえます。

そこで最後は、竹原ピストルさんの『おー、そこの若いの』をご紹介します。

とかく忘れてしまいがちだけど
とかく錯覚してしまいがちだけど例えば芸能人やらスポーツ選手やらが
特別あからさまなだけで
必死じゃない大人なんていないのさ

得てして煌びやかな世界にいる人は特別だと考えてしまいがちですが、「多くの人がその人の存在を知っている」という事実はあれども、生物学的には何も変わりません。ある種の技能・才能が他より優れていることは確かでしょうが、それは私もみなさんも同じはずです。今、身を置いている世界に通ずる能力は周囲の方より優っているはずです。

君だけの汗のかき方で
君だけの汗をかいたらいいさ
君だけの花の咲かせ方で
君だけの花を咲かせたらいいさ

というフレーズが沁みます。

私達がそれぞれの方法で歩み続ける、ただそれだけをひたすらに、ひたむきに。


おわりに

詩の届けてくれるパワーに後押ししてもらいながら、あきらめず、半歩ずつでもこの長い長いトンネルを進み続けていければと思います。


おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。