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議論に勝つことよりも、成果を上げることを考えようという話

学生時代、英語のディベートをやってました

 こんなやつです。意見を二つに分けて決めておいて割り振って、相手を論破するってヤツですね。

 で、実は、当時は負けたことないです。
 論理を組み立てて相手を論破したり思い通り動かすって、ある程度コツがありますからね。高校~大学生くらいなら、コツさえつかめればたいしたことはありませんでした。

 論破力ってヤツです。

 学生時代はまあ、これでもよかったんですけど、なんとなく集団の中で孤独を感じていました。

30代で壁にぶちあたって人の話を聞くように

 そんなこんなで社会人になり、壁にぶち当たります。まあひと言でいうと個人プレーに走りすぎたんです。
 個人プレーに走って、あらゆることを自分の判断でやろうとして、反感買っちゃったの。

 相談しようにも相談できない雰囲気を周囲につくってしまっていました。
 議論に勝っても成果を上げられないというね。

 ここから、人の意見を聞くようになります。

個人での成果から、チームでの成果を意識した動き方にレベルアップした。。。つもり。

 そしてこれですよ。めちゃめちゃ人の意見を聞くようにしたら、今度は「人のペースに合わせろ」と指摘されたんっすよね。

 「ロジカルに走りすぎて他の人が引いてしまっている(意訳)言っていることは論理的で明快、ほかの人の意見も上手に取り入れて気遣いもできているが、ペースが速すぎなので気を付けて」

 今度は「ペースをあわせる」が課題と見ました。

 でもこれ、マネージャーになってからすぐはまったく意識できなかったんですよ。3年目を過ぎてから、実感して動けるようになってきた感じです。

自分の意見と多少ずれていても、見守りながら軌道修正する

 まあそこで変わったのがココですね。

今はこんな境地でやってます。

一つアプローチして、時間を置く。
次のアプローチをして、しばらくしてから様子を見る。
ちょっとでもできたことがあれば、気づいてほめる。
そしてしばらく様子を見る。
はらはらしても、見守る。

担当にしたのであれば、ある程度任せる。
どうしても直さないといけないポイントは具体的に指摘する。
できたことはほめる。

あと、やらかしたら、本人にリカバーさせるようにしました。

メンバーの動きが変わってきたぞ

 このやり方に変えてから、一部メンバーの動きが変わってきました。
大きく言うとこの3点。

・仕事をバラバラ落としていたのが落とさなくなった。
・自分で考えて動くようになった
・横で協力するようになった

なんだかみるみる成長してきたのであります

 で、気づいたんですけど、マネージャーとしての自分で成果を上げるより、チームメンバーが主体的に動いて成果を上げてくれた方が、全体としてやれること増えるんですよ(当たり前)。

 この動き方がマネージャーとして「正しい」動き方なんでしょうね。
 やることはどんどんどんどん増えていますが、それぞれのメンバーの成長を意識しながら、やれることを増やしていきたいと思います。

 しかし「任せる」って難しいですね。口出しをしすぎちゃいけないし、言うべきところは言わないといけない。

「謙虚なリーダーシップ」というのも、よい言葉。

「問いかけ」もやっぱり大事。いまだによく失敗しますよ。

 おしまい。



 

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