信頼される情シスになるにはどうすればよいのか
ふだん気を付けていることを、徒然と。
約束できない案件に深入りしない
情シスマネージャーなんぞやっていると、いろいろな案件に出会います。一端をここにあげましたが「99%やらないはずの件だけど真剣に検討しなければならない件」なんてあったりします。
あと、ユーザ部門同士の仲が悪くて、内容を聞いたとたんに「あーこれもめそうだなー」なんて件とかね。
個人的にこういった件にはリソースをかけすぎないように、あと、アウトソーシング先にもあまり力を入れすぎないようにということをにおわせるようにしてます。
どこまで力を入れるか、深入りしないうちに退却タイミングを考えておくことって、相手から信頼を得るために必要だと思っているのでそうしています。
「外注なんだからそんなの気にしなくてもいい」というスタイルの人もいます。別にかまいませんが、小さな恨みを買っているとピンチの時に助けてくれなかったりするのも見ているので、そういう人は、何かあったときの覚悟はしておいたほうがよいでしょうね。知らんけど。
いいかげんな説明をしない
これも気を付けています。結構見ているといるんですよ。いいかげんな説明をする人って。
たとえば、要件をひっくり返されそうな指摘をされることってありますよね。そこでとりあえず流してその場をおさめようとするのは、後になってからもめごとの種になるので、向き合うことが大事。
障害対応などもそうですね。はっきりしないことを書かない。
非現実なものを安易にできるといわない
できる・できないの話についてもそうで、システムなんだから、大量のお金をかけ、前提を無視すれば、まあ大抵のことはできます。しかし、相手の聞きたいのはそうじゃない。
情シスで「できる?」と言われたら「現実的な費用・納期でできるのか?」と読み替えてあげる必要があります。まずそこをライトに答えて、それから細かい話をするのがお互い無駄がありません。
耳の痛いことを角を立てずに言う
はい、これも大事ですね。テストに出ますよ。
システム開発には多かれ少なかれ、相手が聞きたくないとか決めたくないとか、そういったことってあるもんです。ここにある程度切り込んでいかないと、目的にあわせた開発なんてできませんってば。
大切なのは、対立関係をつくらないことです。リーダーとの信頼関係大切。
さらにもう一つ、非IT企業のコーポレートとして生きていくのに必要な目線として「経営者の意図とあっているかを考える」というのがあります。
巨大な開発で、これで最後までいってしまってふたをあけてから「なんでこんなくだらないことやったんだ!女将をだせい!」なんていわれて怒られるのは情シスでございます。。。
ということで、ここからはブックレビュー。
もめないための進め方って大事ですよね。
これ、小説部分だけ読んでいるのはもったいないです。ちなみに細川氏の講演会に行ったことあるのですが、大変にリアルな話をたくさん聞けるのでおすすめ。
こちらも良書。システム開発で発生する問題への向き合い方も記載しています。
SEとしての仕事の基本をしっかり押さえていることも大事だと思うんですよね。これも教科書的に持っております。
(さすがにもう、細かく見ませんが。。。)
定価1600超えなんですけどキャンペーン中でKindle版が1000円を切っているんですね(2021年12月18日現在)。
おしまい。
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