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キャリア迷子だった40代情シス女子がプロジェクトで自信を取り戻した話

30代でキャリア迷子になった

 まあ、これはいろいろあってのことなんですけれどね。

 もともと、情シスから事業部にすぐに異動して、サービス企画やシステム開発の上流工程的なところの取りまとめをやることが多かったんですが、キャリアで派手に躓いて自信をなくしちゃったんです。

 それから10年、情シスに呼び戻されて、さらに、とあるプロジェクトに携われるまでは不安定なもやもやをかかえることになります。

毎日「なんでこんなに大変で苦しいんだろう」
「でも、どうして認められないんだろう」って思い続けていました。

 で、焦ってがむしゃらに働いて、あらゆることがうまくいかなくなって。このときがいろいろどん底だった気がしています。

私に経験をくれたサービスリニューアル

 まーそんなこんなで情シスに呼び戻され、最初に配属されたチームではいろいろあってうまくいかなくて、別チームに移ったのですが、そこで大きなサービスリニューアルに携わります。

 要求を聞いてサービス作って、さらに基盤もオンプレからAWSに入れ替えるという、なんという荒業。

当時はマネージャーでもなく、平だったのですが、
あれやこれやあってリーディングを任されることになったのである

 で、ここでCDNやらAWSやらやらCMSやら、当時としては新しい技術にたくさん携わることになりました。

 これには、今もとても感謝しています。
 とくに新しい技術要素にひるまなくなったのはでかい。

 この頃ですかね。情シスで生きていこうという「腹」をくくったのは。

 そしてこの頃、RFPの書き方を学びなおしたこともあり、すらすらと書けるようになりました。

外部委託の大規模なリニューアルで出会ったマネージャーさんが自信をくれた

 で、その時の経験から、今度は業務システム側に今度は呼ばれて、とある大規模なシステムのリニューアルに携わることになり、委託先の情シスの方々と年単位のプロジェクトに入っていくことになります。

 ここで知ったのは「真摯さが人を動かす」というところですね。
 こういったところの人たちって、課題から逃げないんです(逃げる人もいるんでしょうけれど)。

 向かい合って向かい合って、会社をまたいでチームで解決をしていく。
 そういった姿勢がやっぱり大事なんだなと。

今までは、会社の仲での「チーム」を意識していましたが、
会社を超えた「チーム」にステップアップした
これはでかい

 で、その会社を訪問して打ち合わせして帰ろうとしたら、相手の責任者の方がすっと寄ってこられてですね。

「私たちは、ぴょん吉さんがこのプロジェクトを握っておられると思っております。何かあれば私に直接ご連絡ください」

 と言われてびっくり。
 実際その後、この方には何度も助けられることになります。

 そしてこの頃、アドラーと出会って、会社での振る舞いも少しずつ変わっていくようになりました。

規模の大きなプロジェクトを取り廻したことで、自信を取り戻す

 そしてこれですね。

 この「二度目の転職活動」のときに職務経歴を書き出してみてもらって、上の二つのプロジェクトについて具体で書くようにしたら、めちゃめちゃ書類が通りやすくなりました。

 で、もっと言うと、自分のキャリアを堂々と語れるようになって、やりたい仕事やプロジェクトについてはっきりものを言えるようになったら、会社の待遇が良くなったのです。

 で、その経験をもとに、マネージャー試験にチャレンジして何とか合格したので、結局転職はしなかったのですが。

 ちなみに、会社での評価が思いっきり下がるように見えた時って、自分はものすごい落ち込むんですが、意外に局所的なものだったりしてね。

 大きな成果を出して、場所を変わるとサクッと解決したりするので、あれこれお悩みの方は、社内転職というのも良いと思います。

 あとは、本当にやばいと思ったときの「逃げる」姿勢って大事だと思うんですよね。。。

 ボロボロになりそうになったら、後ろを見ずに逃げることも大事だと思っています。

おしまい。

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