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情シスがやりがちな失敗を書いてみる

失敗には必ず原因がある

 この考え方はわりと大事だと思っております。ちなみにこの本は良書。
 私も大なり小なり失敗を繰り返して生きていますが(´;ω;`)、振り返ることがチョー大事。

右から左に流していたら大事故になっていた

 これは結構ありますね。障害系で、傷口が広がって大惨事になっていたということは結構あるのです。

 こういうのって、最初のうちは大したことなくて、上司に報告しても「ふーん、まあうまくやれよ」みたいなこと言われて、それから状況が変わったり、問題がずっと解決せず「やばい!」と感じるようなことがあったら、いったんすべてを洗いなおすのが正解。

気づいたら「なぜこんなことに…」ということ、ありがちですねー。

 ちなみに知り合いのPMの方で「ぼくは基本的にボールを自分で持たない主義なんです」っていう方いらっしゃいましたが、そういった話を真に受けて、すべてをその場で「右から左」なんてやっていたらものごと解決しないですからね。
(ちなみにその方は超優秀で、自分は「監視やフォロー」に徹するという方でした)。

ユーザの問題を引き受けてしまってのっぴきならないことに

 これもありますね。よくあるのはユーザ間の調整を引き受けて「おつかい」になってしまうことであります…!

ユーザの意見が合わない問題を情シスが解決しないといけない理由などないけど
ボールを持った状態になってしまうと困るの

 よく相談を受けるケースとしては、

・〇〇さん「別部署の人」に「△△さんにこれを伝えてほしい」と言われて受け取ってしまった
・△△さんに言われた通りに伝えたら「そんなの困る。××って伝えてくれ」と言われる
・何度も繰り返して疲弊する。物事も決まらない

 まあこんなのあるあるでしかないのですけどね。

 まあ、合意形成は難しいんですよ。

 そこで大事なのは、最初にステークホルダーをはっきりさせておくことですね。「僕は〇〇までしか担当じゃないから」なんていう人がいたら、その上のマネージャーさんにさっとエスカレするのが正解。

 ちなみに先日参加した会議では、マネージャーさんが「私よりあなたの方がよくわかっているのだから、あなたが決めなさい。で、〇〇さんに承認を取りなさい」なんて言ってましたが、まーこちらとしては最終的に動いてくれればいいわけです。

人任せにしない「意思」を持った情シスであれ

 ここに書いたんですが「ユーザに言われたことをベンダーや作業者に伝える」以上のことができない人が本当に多いんですよね。

 常に指示待ちの姿勢でいたら、問題解決できないし、DXなんてできやしませんぜ。

 幸いなのは、ITプロジェクトは山のような失敗例があって、対応の本もたくさん出ていることですね。

 ちなみに、これもポイントがおさえられていて良書だと思います。管理のポイントというよりも「予定通り進まない」というフレーズがいいですね。実際に発生するのはいやだけどね。

おしまい。

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