情シスとユーザのコミュニケーションについて
ユーザとの現場でのやり取りについて
以前こんな記事を書きましたが、基本よい関係でありたいと思ってます。
今は比較的Win-Winで、お互い気遣いあえる関係性を多くの部署の方と築けているつもりですが、ここに至るまではいろいろなことがありました。
使いっ走りで疲弊した日々
これが多かったんですよね。毎日出社していたときには、いきなり人が突撃してきて話し始めるみたいな。
さんざんいろいろな質問をされ、見積を取らされたりして、結果「うーん、高いからやめるわ」みたいなね。
あと「大変なことが起きました!すぐ対応してください!」みたいなことを言われて一生懸命対応してその日の仕事が吹っ飛ぶとかもよくあった。
「適当な返事」を覚えてきた
ここで書きましたが、ゆるいレスポンスをさっと返して、少しずつ話を深めていく的なやり取りをするようになってきまして。
すると、気づきが増えてきたんですよね。
システムに質問してくるときには、大体「聞きたいこと」しか聞いてくれないものですが、その奥の真意が見えてくる。
すると、「〇〇ではなく××の方がよいのでは?」「それって、システムというより運用の問題では?」みたいな返しが自然に出てくるようになってきましてですね。
そこで取り下げられる件も増えてまいりました。
厳しいことを言えるようになってきた
言われることを言われるがままやるのではなく、「会社の今の状況を考えるとこうでは?」「この事業にこれだけ投資するということはないのでは?」というやりとりをするようになってきました。
あと「これは現実的じゃないですね」という話もするようになって参りました。そして、そこでさっと取り下げられるケースも出てきたという。
「便利屋さん」から脱却して視座の高い情シスになろう
そんなこんなで、今思っているのはここです。
会社の利益に貢献できる仕事にリソースを割こう。
そのために、些末な仕事はうまくこなそう。
人を見て仕事をするのではなく、事業や会社全体を見て動こう。
自分のリソースをどう割り振るかを考えよう。
会社全体を見て動くことが、結果として会社でよい人間関係が得られるポイントになってくると思います。
「仕事、楽しい?」って聞かれるとドキッとしますよね。以前の私は結構この問いに詰まっていました。
あと、情シスってイライラすること多いと思うんですよ。このアンガーマネジメントができるようになると、いろいろやりやすくなると思います。
そして、ポジティブに仕事をすると楽しくなります。仕事が一時的に増えるかもしれないけど、成果を出すと楽しくなって、楽になってきます。
このあたりの「基本」をおさえられると、働くことが楽しくなります。
おしまい。
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