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Win-Winの関係でいこうという話
プロジェクト体制がプロジェクト成否を分ける
最近炎上したプロジェクトの火消しばかりしていますが(苦笑)、話を聞くと、上手な役割分担ができていないことが多いように思っています。
プロジェクトの最初の仕事は体制作りなんですけど、それぞれの役割をうまくとらえられていないケースが多いみたい。
下記に良い例・悪い例が紹介されていますが、指示命令系統や業務内容までしっかり決め込んでおかないと、思うように動けないですからね。
各自が自分の役割を理解して自走できるようになることが大事
これは、下記の記事にまとめましたが、プロジェクトの絵を描くのはぶっちゃけ難しくないんです。
難しいのは、各自が自分の役割を理解してある程度自走できるように、メンバー間の役割を決めて、それを納得して主体的に動くようにすること。
![](https://assets.st-note.com/img/1648596041760-8v1omIC0Li.jpg?width=800)
そして、決められたコミュニケーションルールのもとで、自由にものがいえる状態を作ることです。
役割は大事だけど、役割にとらわれすぎないことも大事
ここでよくあるのは、役割だけにとらわれて、ちょっと新しい仕事が出てきたときに、全員が「誰に振られるかを決めてくれ(俺は知らん)」みたいな状態になってしまうことです。
外注で請け負っているとかならともかく、
コーポレートSEでこれはあかんやろ。
![](https://assets.st-note.com/img/1648596222936-SkNKz2iVle.jpg?width=800)
自分の役割を意識して行動できるようになって一人前
今まで成功したプロジェクトを振り返ってみると「新規タスクの振り分けで困らない、もめない」というのがありました。
こんなイメージですかね。
・リーディングをする人が明確
・リーディングをする人に対して自由にものが言える
・自然にリーダーをサポートしてくれる人がいる
・新規のタスクは、役割を意識してリーダーがいなくても消化されていく
・どの役割にもはまらないタスクは、お互いで相談して強みや業務状況を意識して分配されるか、リーダーが決める
ここで大事なのは「役割を意識して」という部分だと思います。プロジェクトを組むときには、リーダーのほかに「この人に右腕的な立ち位置に立ってほしい」とか「この人の弱みをこの人にカバーしてほしい」みたいな思惑があるものです。
これは、チームを組むときにリーダーが本人に伝えるのが理想ですが、すべてのことを伝えるわけじゃないので「自分がどんな役割を期待されているのか?」と考えて行動できる人は伸びると思います。
お互いにサポートしあえる関係をめざそう
ときどき「自分の仕事はここまで」みたいに決め込んじゃう人もいるんですけど、これはいろいろな意味で悪手だと思います。
会社って、一つの社会なので「お互い様」みたいな精神って意外にあるので、さりげなくサポートしたり気遣いあえるような関係をあちこちで作っておくことで、何かあったときに武器になってきます。
とくに情シスは、チームで行動することが多い部署なので、情シス内だったり、ユーザ部門とだったり、このような関係性をあちこちで作っておくと、仕事が非常に楽になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648597206073-l1O0HmN7sF.jpg?width=800)
これは、日本企業だからというわけでもなくて、コミュニケーションの基本だと思うんですけどね。
コミュニケーションの本はたくさん出ますが、個人的に最近ヒットしたのはこれ。
テレワークしてなくても参考になるよ。
この「やさしいチーム」という考え方って好きですね。よい影響の輪が広がる組織は、だいたいうまくいく。
おしまい。
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