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海外で救急車よんだことあります?【タイ旅行③】

タイ旅行 3日目

AM3時、事件発生。

唸り声が聞こえて目がさめる。横を見ると反り返りながら苦しそうにする友人D。かわいそうに夢でうなされているらしい。もう一度寝る。

再び唸り声が聞こえる。隣を見ると友人Dが苦しそうに反り返っている。流石に心配になった。大丈夫か尋ねると辛そうな顔でこっちを見た。かなりヤバそうだった。肩が外れたかと聞くとそうだと頷いた。

ネットで脱臼の治し方を調べたものの素人には難しい。2時間ほど様子を見たがどうにもならない。体を起こすことすら難しいという。途方に暮れた。

幸い、クレジットの保険会社が24時間対応してくれていたので電話すると、日本人向けの病院を紹介してくれた。電話に出てくれた男性は多分神さまかなんかだと思う。ただし病院は7時にならないと日本語対応の電話が繋がらないらしいので、緊急外来用の電話にかけることにした。英語じゃないと通じない。TOEIC900点男・友人Cを起こした。

英語でいくつかやりとりした後、友人Cはロビーで救急車を待つというので僕は友人Dの看病をすることになった。でもどうすればいいのか、なすすべがない。友人Dいわく、前回は救急車に乗り込む時の衝撃で肩がはまったらしい。全く参考にならん。

それにしてもこんな時でも春の大会に出られるか心配する友人Dの部活愛は尊敬せざるを得ない(彼は卒業できないのである)。しばらく待っていると痛みがぶり返してきたのか先ほどのように苦しみ始めた。

少し様子を見ていようと思ったが、友人Dが突然唸りながら体をジタバタさせて、膝を抱え込むようにビョンと飛び跳ねながら半身になった。さっきまで肩まったく動かせなかったのに。びっくりして駆け寄ると足をつったという。肩外して足つって、なんとも忙しいやつだと思っていると、あぁやばいという声がした。友人Dの方を見ると、さっきまで動けなかった体が、上半身を起こせるまでになっていた。

そんなわけはない。まさか。さすがに違う。出来すぎている。そう思ったが、どうしても確認しないわけにはいかなかった。恐る恐る、慎重に聞く。

「肩治った?」
「…うん。」
「……。」

いやなんだそれ。色々ダメだしヤメテくれ笑。カード会社の人と救急隊と友人Cほか全員に謝罪だわ流石に。


それから大体15分くらいして救急車が到着。6.7人の救急隊に連れられて、友人Dは運ばれていった。朝から大騒動であった。

アナザーサプライズ

眠すぎて、歯を磨いてから寝ようと思っていたらまたびっくり。今回の旅行には来ないと言っていた友人(女)が部屋にやってきた。びっくり。聞いてない。なんだそれ。びっくり。驚きが止まらないわ。今日、サプライズしかない。なんて日だ。


仕切り直し

とりあえず落ち着くためにスタバに行くことにした。バニラスウィートナイトロコールドブリュー、レモネード。日本では売ってなかったり限られた場所にしかないドリンクだった気がするが、味はスタバっぽくて安心感すごい。バイト先のカフェで外人の接客をたくさんしてきたから、いざ海外で頼もうとした時になんとなくどう頼めば良いか参考にできて助かった。英語そんなに喋れないのに簡単にコミュニケーションが取れるの楽しい。

でもJCBカードは使えなかった。


朝食ガパオ

友人(タイ)が帰ってきたので朝ごはんを食べに近くの食堂に入った。ガパオ他、タイ料理を出すお店で値段がとても安い。駄菓子屋にいるみたいだななんて思った。

ガパオが食べたくてタイに来たから食べられて良かった。というか普通に美味い。1番美味い。過去1で美味い。

目玉焼きは人数分まとめてきた。


チャトゥチャックマーケット

10時すぎに Mo Chitのマーケット「チャトゥチャックマーケット」に出かけた。

アメ横の5倍くらいの広さ。カオス。ほとんど観光客で商品も日本で売ってそう。食べ物くらいしか買えない。でも雰囲気は一丁前にある。タイっぽい。


布のお店でアジア風の柄のトートバックを買おうか迷った。結局像の柄のTシャツを買った(ところがあとで着てみようとしたら小さくて入らなかった涙)。


タイラーメン

帰り道、食堂によってタイのラーメンを頼んだ。豚のラーメン。トムヤムみたいな酸味のある料理があまり得意じゃないので不安だったけど、これは普通に美味しかった。タイに慣れたのか?もしかしたらトムヤムも美味いかもしれない。

家についてソファで昼寝。今日脱臼の一件があったから地味に寝不足だった。エロい夢を見た。17時ごろ起きたけど、友人Cが友達に会うと言って出掛けた以外特に変化はなく、みんなただただ寝ていた。


何度目かのサイアム

サイアムまで行って夜ご飯。セントラルなんちゃらデパートのフードコートはICカードに入金して支払いするシステムだった。パスモみたいな感じ。友人(タイ)がいるから普通に食えるけど、知らなかったら難しかったかもしれない。友人Bが食べたがっていたパッタイ、初めて食べたけど美味かった。これは日本でも流行るのわかる。

その後アイス屋さん行って巨大アイスを食べた。見た目と違って味がしつこすぎずちょうど良い。ただアメリカのお店らしいのでタイらしさはなかった。

しばらくブラブラ歩いてから、違うデパートに行ってお土産探し。「NaRaYa」で像のキーホルダー4つ買った。


長い1日終わり。

#タイ #旅行 #海外旅行 #卒業旅行 #大学生 #日記 #エッセイ

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