プル

麻雀に引き込まれて、ひまさえあれば、パソコンで遊んでいます。役がわからないので、負けて…

プル

麻雀に引き込まれて、ひまさえあれば、パソコンで遊んでいます。役がわからないので、負けてばかり。でも楽しい遊びなので、今度は、将棋を覚えたい。 藤井君と一勝負。 うさぎを勝っていて、悲しいこともありますが、机のそばにちょこんとすわり、じーと見ていてくれるので、楽しい麻雀ライフです。

最近の記事

高橋新吉と

45年ほど前、彼の話を聞きに行った。 名画「叫び」の男にそっくりだ。 詩人高橋新吉さん、どうぞ。 風呂敷包みを脇に抱え、ゆっくりと座り、静かに話し出した。 「留守」という自作を読んだ、詩人としての目いっぱいの自負。 留守と言え ここには誰も居らぬと言え 五億年経ったら帰って来る くたくたの背広にダダを綺羅ばせて、一張羅の革靴が眩しく、ああ、この人だ。恋焦がれて待っていた。 指や読む声のしなやかさは、ひとに真似できない、詩人だけの舞台。 だれかが質問した。

    • 三島由紀夫の事件は、私の人生には大きな影響があった。

      あの日、わたしは高校を中退し、上京、出版社に勤めだしたころだった。 会社に夫から電話があり、もうやめてしまえ、会社なんか。大変なことが起きた。 市ヶ谷に行こう。 電車に乗ると、みんな泣いている。すし詰めなのにシーンとしている。 不気味な異空間であった。 市ヶ谷の駅から出られず、深夜まで駅にいた。 軍駐屯地に行っても、駅に佇んでいても、何の情報もない時代。わかっていた。 一人ではいられない。あの『豊穣の海』の余韻に抛られた、後にくる自分がどうなるか。 唇をかみし

      • 月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆ)きかふ年もまた旅人(たびびと)なり。

        この名文にしびれた人は多い。それにしてもだ。熟年の芭蕉が数千キロを歩いたのだ。旅人の健脚ぶりには、唖然とする。 その跡を追って数か所は行ってみた。歌枕を確かめていたようだが、ちんぷんかんぷんの別世界だ。 黒羽や尿前の関に、いつか行きたい。 啄木鳥も 庵は破らず 夏木立 この貧脚を頼るのか、淋しい限りである。

        • いま、ウサギを飼っている。

          2代目だ。 直ぐにかみつく荒々しい気性。 好奇心の爆発。餌に輝く瞳。獣であった。        きちんと12支に収まった、小狡さがあり、最高級のペレット、フルーツを何種もペロリ。 山に置いてこようか、と考えたが、家人曰く 「きゃつは絶対戻って来る」 今は腹を上にして、勝ち誇った昼寝の時間だ。

        高橋新吉と

        • 三島由紀夫の事件は、私の人生には大きな影響があった。

        • 月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆ)きかふ年もまた旅人(たびびと)なり。

        • いま、ウサギを飼っている。

          百人一首

          秋風に たなびく雲の絶え間より   漏れ出ずる風のかげの さやけさ 左京太夫  こんな日々になりました。

          百人一首

          多聞天

          人の話は、語る者、聴く者によって成り立つ。 昨日のトランプ大統領の選挙演説は、恐怖をも思わせる、滑稽な茶番劇。 シェークスピアも真似できない深い暗示に満ちていた。多聞天という菩薩を思い出した。 彼は人が貧しく病になっても、子供が死に泣きわめく市井にふらりと現れるが、無言であった。 恵んでやらず、治してやらず、慰めもしない。 目をつむって、何時間でも、その人の話を聞いた。 もう語ることが無くなってしまうまで。そんな無言の者が、菩薩の格上にいる。「聞く」ということの難

          多聞天

          痛い思いをするのは、ぼくだから・・・

          家人はよく棚に頭をぶつける。薬をつけよう、その棚を一時的に何かでくるんでしまおう、と声をかけても、駄目である。大げさに言われるのが嫌なのだろう。血だらけでも構わない。「痛い思いをするのは、僕だから」 これ以上は何をかいわんや。 ぽたぽたと無音の、寒い空気がなだれ込む。

          痛い思いをするのは、ぼくだから・・・

          連休だったので、車屋のすすめに 倣ってドライブをすることにした。

          何せ新車で買ったのに、1年半で1500キロしか乗っていない。2年ならば10000キロは乗るべきだ、とのたまう。 エイッ!とばかりに急に運転しだした。 今日は近藤勇の生家、なんと休日。八王子陵は広すぎて足がおぼつかない。 やれやれ、先が思いやられる。くた。

          連休だったので、車屋のすすめに 倣ってドライブをすることにした。

          黒船

          今日は小さな旅をした。吉田松陰、坂本龍馬が黒船を見た、という横須賀 に行ってみたのだ。 大きな釣り船、タンク運搬船、一人のゴムボートなど、そこにはペリーがふすまを開けて、ぬっと日本にしのびこんだ200年前の景観が、そのまま、映されていた。 アメリカ!