月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆ)きかふ年もまた旅人(たびびと)なり。

この名文にしびれた人は多い。それにしてもだ。熟年の芭蕉が数千キロを歩いたのだ。旅人の健脚ぶりには、唖然とする。

その跡を追って数か所は行ってみた。歌枕を確かめていたようだが、ちんぷんかんぷんの別世界だ。

黒羽や尿前の関に、いつか行きたい。

啄木鳥も 庵は破らず 夏木立


この貧脚を頼るのか、淋しい限りである。

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