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戸惑い

最近、いろいろな場面で過去に感じた自分の感情を、度々思い出すことがある。
その感情の名前は「戸惑い」。

この記事も、おそらくそんな思いから書いた記事だったのだろう。

そして、会社を辞めて以来、あんなに冴え渡っていた直感が、揺れはじめている。

これって、本当にやりたいことなんだろうか?
これは、どっちのサインなんだろうか?

以前だったら、すぱん!と決められていたことが、二転三転する。
原因は、金銭的な問題だけでもなさそうだ。

・・・もしかしたら、変わることを恐れて、何かにしがみつこうとしている自分が、いるのかもしれない。

と、ここで絵本作家の、のぶみさんの言葉を思い出した。

何かを始めるときは、神様から3つのポイントを試される。①お金がない ②一番反対されたくない人から反対される ③才能がない

のぶみさんは、50万部以上を売り上げたベストセラー「ママがおばけになっちゃった!」の絵本を始め、120冊以上の絵本を書いてきた、売れっ子絵本作家。
そして、実は絵本作家としては、異色な経歴の持ち主でもある。

そもそも、絵本作家になったきっかけが、運命の女性(今のおくさま)に出会い、その女性と付き合うためだった、というから面白い。
大の絵本好きだった彼女は、のぶみさんと付き合う条件として「絵本で賞を取ること」を提示した。そこから、のぶみさんの絵本作家としての快進撃が始まるのだ。

彼が絵本作家という道を選んだ際には、まさにこの神様から試される3つのポイントが揃っていた、ということだろう。

何かを新しく始めるときに「ほんとうにチミ、それやるわけ?」というお試しが来る、ということなのかもしれない。

「戸惑い」があるということは、ある種この「お試し」がきている、ということでもあるのだろう。

「戸惑い」の先にあるものがなんなのか、やはり確かめてみたい。
そんなことを思いつつも、心はぶらんぶらんに揺れている。


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パーソナルライターおくやま・ふみ
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