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用語解説①LD(学習障害):学習支援教室ぱずルート@旗の台

皆さま初めまして。
こちらは学習支援教室ぱずルートのページです!

ぱずルートでは、学習に不安のあるお子様を対象に
ひらがな、カタカナ、漢字習得、カレンダーや時計の読み方修得など
学習支援を行っております。

今回は様々な学習障害に関する用語を簡潔に解説いたします(^^)
子どもたちのことを本気で考えるためにも、正しい意味をおさえましょう♪

LD(学習障がい)
Learning Disorder(医療視点の用語) / Learning Disabilities(教育視点の用語) / Learning Differences / Leaning Difficultiesの頭文字をとった言葉です。読み書き、計算など学習に関して、学習活動そのものや修得が難しい場合にLDであるという表現がなされます。LDは、ディスレクシア、ディスグラフィア、ディスカリグラフィアという3つのグループで構成されます。

Dyslexia:ディスレクシア(識字障がい)
LDを構成する1つの要素です。学習障害(LD)のうち、文字を認識する識字障がいのことで、本人の努力があったにも関わらず、文字を認識して読むことが困難である状態を指します。

Dysgraphia:ディスグラフィア(書字表出障がい)
ディスレクシアが「認識・読み」に関する事象である一方で、ディスグラフィアは「書字・書き」に関して本人の努力があったにも関わらず書くことが困難である状態を指します。

★ややこしいポイント→Developmental Dyslexia:発達性ディスレクシア
「発達性」という言葉がつくことにより、「読み」「書き」両方に関して修得が困難な状態を指します。
「発達性」という言葉をつけず「ディスレクシア」という言葉だけで発達性ディスレクシアを意味する場合もありますので、「読みだけが困難なのか」それとも「読み、書き両方が困難なのか」を区別する必要があります。日本において多くの場合、「ディスレクシア=発達性ディスレクシア(読み書き両方が困難であること)」を意味します。

Dyscaliculia:ディスカリキュア(算数障がい)
LDを構成する1つの要素です。学習障害(LD)のうち、算数や計算、いくつかの事柄から行う推論など数を用いる事象に関する障がいのことで、本人の努力があったにも関わらず、たし算やひき算、数の大小の判断が困難である等の状態を指します。

おおまかには、以下のような図で示すことができます。

学習障がいの図

学習障がいは、簡単には理解されにくく「子ども自身の努力が足りない」と思われる傾向がありますが、脳機能の特徴により本人の意識や努力ではどうしようもない状態に陥っていることもあります。

子どもたちの学習・学びで悩んでいる保護者様方は個人の見解で学習障がいかどうかを判断するのではなく、お医者様の診断や特定の機関にてWISC等の知能検査を受けてみるのもお子様のためになる1つの手段だと思われます!

状態がわかれば、それに合わせた少しの工夫でお子様の修得がスムーズになったり、前向きに学習に向き合えるようになったりすることもあります♪

ご質問等ございましたらお気軽にご連絡をどうぞ♪
E-mail: puzzroutes@gmail.com

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