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ばーちゃんはすごい。

こんにちは。ばーちゃんっ子のぷゆです。




私は母子家庭で育った為、立ち位置としてはお母さんがお父さんでばーちゃんがお母さんみたいな認識だ。

ばーちゃんは結婚してからはずっと専業主婦で、自分に対しても他人に対してもきっちりしており、面倒見が良い。

小さい頃、体調悪いなぁと思ったらお母さんよりも先にばーちゃんに連絡していたくらいだ。

ばーちゃんは連絡を受けると、まず病院に診察券を出してから家に来てくれて、病院に行ってもほとんど待つことなくスムーズに診察してもらえる状態になっていた。

風邪をひいていなくても、お風呂に入る時には洗面所がストーブで温められていたし、ばーちゃんの家に住んでた頃は家までの一時間以上かかる道のりを何度も車で往復してくれた。


ばーちゃんのすごいところは、一見昔ながらの何事もきっちりしている普通の主婦なのだが、価値観は広いのだ。

否定的なことは沢山あるけれど、頭ごなしにし否定したりはしない。

必ず「''私は''そういうの大嫌いや」とか、「''本当は''やめてほしい」とかそういう言い方をする。

多分価値観が広いというよりは、自分と他人は違うということをしっかり理解しているという感じだ。

簡単そうなことだけど、これができる年配の方を私はほとんど見たことがない。

じーちゃんがその典型だ。

じーちゃんは''常に俺が一番正しい''という考え方だ。俺がいいと言ったらいい!俺が美味しいと言ったら美味しい!みたいな感じだ。

もちろんじーちゃんのことも私は好きだ。

じーちゃんは頭ごなしに言うけれど、人の言葉もしっかり聞いているから、私が話すことに対して、「そうや!その通りや!お前よくわかってるな!」とか言って一本取られたみたいな表情をすることがよくある。基本的には素直な人間なのだと思う。

話がそれたけれど、年配の方はじーちゃんのようなタイプの人が多いような気がしている。

だからこそ''最近の若者は‥''みたいなフレーズが出てくるのだろう。

ばーちゃんは長年の専業主婦生活で、どのようにしてこの価値観に辿り着いたのか、本当に不思議だ。

典型的なじーちゃんとずっと一緒にいて反面教師にしたか、言うことの聞かない娘と孫に呆れたか、それともばーちゃんの育った環境でそうなったのか。

元気なうちにいろいろな話をしときたいなぁ。

まぁまだまだ元気で今から一緒に回転寿司食べに行くんだけどね。ばーちゃんの運転で。

庭では大量の薔薇を育ててるし、バレエ鑑賞も趣味だからよく観に行っている。

だけど誰しもずっと生きているわけではないからなぁ。出来れば私が死ぬまで生きていてほしいけど無理だしなぁ。

限られている時間を大切にしたいなぁと思います。




因みにばーちゃんはきっちりしているけれど、食に関してはこだわりが無く、好きな食べ物はマクドナルドやケンタッキーです。




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