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20代女が痔瘻になって手術した話①


皆さんは痔瘻を知っていますか?


私は2023年の12月に病院で診断されるまで知らなかった。
初めての痔で「痔瘻」と診断された。
痔瘻は痔の中で最も厄介なもので、手術しないと治らないキングオブ痔だと知った。
(痔瘻とは、おしりの内部にトンネルが形成される痔であるらしい。)

痔瘻の治療をする中で、初めての肛門科、初めての手術など貴重な体験をした。
せっかくだからこの貴重な経験を記録しておこうと思い、記事にまとめることにした。

〈私と痔の概要>

・2023年6月頃〜お尻に違和感や痛みを感じるようになる
・2023年12月 初めて肛門科を受診する「痔瘻かも?」と診断されるが、すぐには判断できないたが薬を塗ってみるよう言われる
・2024年2月 薬を塗っても治らなかったため再受診。手術のため大きな病院を勧められる
・2024年3月 一度目の入院と手術
・2024年4月以降 2度目の入院と手術

きっかけ

私はもともとお腹が弱く、緊張や不安、食べ物でお腹を壊しやすい体質だった。軟便気味で肛門が痛くなることは以前からたまにあった。

2023年4月から新社会人として働き始めたのだが、緊張やプレッシャーで毎日お腹を下していた。さらに、食生活も不規則にで平日はストレスからほとんど食事が取れず、週末に取り戻すかのように暴飲暴食するような日々であった。
精神的なものと、食生活の乱れから、4月からほぼ毎日お腹を下していた

すると、6月頃から肛門周りが腫れてきた。
私にとって「痔」とは排便時に痛むものという認識だった。
この時の肛門付近の腫れは排便時に痛むわけではなかったため、ニキビみたいのができたのかなと思っていた。
けれど、とにかく痛かった。歩いても座っていてもお尻が痛い。痛いとこを庇うためにお尻がかぶれて痛くなるなどおしり事情は最悪であった。

その当時、私は教員として働いていた。仕事中立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、しゃがんだりするのだがあまりにも痛くてつらかった。
耐えられず市販の痔の薬を購入し塗っていたのだが、まったくよくならなかった。

ついに肛門科へ

6月頃から始まったおしりの異変を放置して約半年。
肛門付近が腫れていて、多少何かしらの分泌液や血液が出ている20代女性はやばいかもしれない…!と思い、12月中旬ついに肛門科受診を決意した。
それまで、おしりを人に見せることに抵抗があり、受診に踏み切れなかったのだが、たまたま女性医師の病院を見つけたため行ってみることにした。

ドキドキしながら病院へ入ると、男性の患者さんも女性の患者さんもたくさんいた。おしり仲間だなと勝手に親近感を覚えた。

ドキドキの診察

お尻の穴を人に見られたり、触られたりなんてことは普段の生活ではないだろう。脇汗がびちょびちょになるくらい緊張していたが、先生はとてもやさしく「ごめんね~」「ちょっと気持ち悪い感じするけど、すぐ終わるよ~」などの声掛けをたくさんしてくれて安心感のある中診察は終わった

本当にとても優しい

診察の結果、「痔瘻の可能性が高い」とのことであった。痔瘻は内部にトンネルができる痔であるため、判断が難しいものらしく、「薬を使ってみて効果がなければ再受診してください」と言われた。

再受診 手術決定

3か月くらい薬を3種類塗っても変化がなかったため再受診した。
やはり、痔瘻だろうと結論付けられ、ここでは入院や手術が難しいからということで大きな病院を紹介された
あっという間に手術の日程が決まり、3月に入院と手術をすることになった。
しかも、肛門付近の筋肉のために、2回に分けて手術する可能性が高いらしく、少し絶望した。
(手術中に中を見てみないことには、痔瘻の全容が分からないため、手術中にどういう治療で行くかが決められるらしかった。)

手術・入院編へ

また別の記事で痔瘻の手術・入院レポを書けたらと思う。
未知の体験がたくさんあった。

おしりで悩んでいる人へ

肛門科の先生も看護師さんも優しいので、ぜひ早めの受診をおすすめしたい。塗り薬だけで治る痔もたくさんあるみたいだったので、おしりで悩んでいる人は肛門科へ

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