顔を変える

整形手術をして自分の顔を変える。
別人のように変えたい。
男の人も、女の人も、さまざまな理由からそう決断する人達がいます。

顔を整形する理由はさまざまだとしても、目的は同じだと思います。
人生を変えたい。

「そのままで充分すぎるほど素敵だよ。」
「人間は中身だよ、外見変えるより中身を磨こうよ。」
「ありのままの姿に自信を持って生きていこうよ。」

こういった綺麗事を浴びせられ、このままでもいいかなと心が揺れる、それでも最後には大きな決断を下す。
人生を変えたい。

日本において、顔を別人のように変えることにまだまだ抵抗があるのは、むしろ救いのような気がしています。

親や親友にどんなに反対されても、それでも別人になるという覚悟が決まる。

ものすごい反対される、反対されて反対されて、そんな反対知ったこっちゃないという自分の気持ちに気づける。
何が何でも新しい人生を切り開くんだという強い意志が生まれる。

顔を変える魔法に歓迎ムードの空気では、自分のたった一つの人生を、どんな手段を使ってでも良くしていくという反骨精神が生まれない。

その精神が宿ることではじめて、顔だけではなく中身も変わっていける。

「顔を変えてもいいよ、中身さえあなたのままで変わらなければ。」
自分の顔を変えて別人になると決めた人にこういうことを言ってくる人がいると思います。
何か大事っぽいことを、変わらないことの大切さっぽいことを言いたいんだと思います。

でも、
中身が変わらなければ顔を変えた意味は無い。

中身が本当の意味で変わらなければ、いくら綺麗に整った美しい顔を手に入れても、それに対する周りの反応によってまた潰されてしまう。

人間性を変えてでも、新しい顔に適応する必要がある。
新しい人生を生きていくのはそれほど大変なことです。

だからこそ、想像を絶する覚悟がいる。
顔が良くなりました、人生も良くなりましたではないのですね。
そんな簡単なことではない。

「美容整形で修正するのはいいけど、ガラッと顔変えちゃうのはきついわ。」
どんどんそういう意見を、本音を、世の中の空気を出していい。

そのおかげで反骨精神が宿り、そんなことでは動じなくなった瞬間に、あなたは変われる。
あとは行動に移すだけ、顔を変えて、中身を変えて、人生を変える。

顔を変えただけの魔法はすぐに解けてしまう。
それを解けない魔法にするのは、自分の全てを変える覚悟です。

別人になって、理想の人生を生きていく。
素晴らしい体験だと思います。

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