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0126 マノエル・ド・オリヴェイラ監督『神曲』聖地巡礼

2022年9月21日(水)にポルトガルの(旧セトゥーバル県)パルメラでマノエル・ド・オリヴェイラ監督『神曲』(A Divina Comédia)の聖地巡礼をしてきました。

当該の『神曲』は、1991年第48回ヴェネツィア国際映画祭審査員特別大賞受賞。因みに金獅子賞は聖ニキータ・ミハイルコフの『ウルガ』。

広大な邸宅のような精神病院で、アダム(演:カルロス・ゴメス)とイヴ(演:レオノール・シルヴェイラ)、キリスト(演:パウロ・マトゥシュ)、預言者(演:ルイス・ミゲル・シントラ)と哲学者(演:マリオ・ヴィエガシュ)、ラスコーリニコフ(演:ミゲル・ギレルム)とソニア(演:マリア・ド・メディロス)、カラマーゾフ兄弟(演:ディエゴ・ドリア&ジョゼ・ワレンシュタイン)などの人物になりきった患者たちが、宇宙の始まりからの物語を紡ぎ出す。ラザロ(演:ミゲル・イェコ)は復活し、マルタ(演:マリア・ジョアン・ピルシュ)が霊感に満ちてピアノの演奏に打ち込む。ラスコーリニコフは罪を自白しようと院長室を訪れるが…。

聖地巡礼先は精神病院のロケ地となった3つ星のリオ・フリオ王宮ホテル Herdade e Palácio de Rio Frio。
Herdade e Palácio de Rio Frio – Wikipédia, a enciclopédia livre (wikipedia.org)
行ってみたら邸宅自体は綺麗なんですが、再開発予定だったのか?付属施設が思いっ切り寂れていて…、ホテルも営業しているのかしてないのか??で建物に人の気配もなく…という状況でした。

©2022 プッチー・ミンミン
©Madragoa Filmes - Gemini Films - 1991

マノエル・ド・オリヴェイラ監督他作品の聖地巡礼
0125『ノン、あるいは支配の空しい栄光』
0127『アブラハム渓谷
0128『階段通りの人々』
0129『メフィストの誘い』
0130『家宝』
0131『永遠の語らい』
0132『コロンブス 永遠の海』
0133『ブロンド少女は過激に美しく』
0134『アンジェリカの微笑み』
0135『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区 征服者、征服さる』


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