・*☽:心の第十一夜・*☽:
11月の心
こんばんは
夜です
寒いだけではなく
透明感のある空気
朝一番に出逢う感触
朝陽の暖かさ
幸せって
そんな身近にも
たくさんありますよね
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いつもより遅い朝
ゆっくりとベッドから出て
1番にカーテンを開ける
今日も良い天気
窓越しにも
外のひんやりとした空気を感じる
窓を開け
すっかり冷たくなった空気を
胸いっぱいに吸い込む
あぁ
今日も生きてるよ
体感する物全てが
命を感じさせる
ついこの前までは
この世の終わりのような
日々だった
そんな私を救ったのは『空』
泣きながらふと見上げた空
真っ青な空に
白い雲たちがゆっくりと
風に乗り動いていた
羨ましい…と思った
空は傷つく事なんか
ないんだろうな
雲はどこまでも自由に
いられるんだな
涙がどんどん溢れてくる
あたし、なにしてるんだろ…
溢れてくる涙は止まる事を知らず
いつまでも
いつまでも
泣き続けていた
どれくらいそうしていたんだろう
空はまだそこにいて
雲は変わらず流れている
きれいだ
久しぶりに湧いた
プラスの感情だった
それから私は
毎朝
空を見上げるようになった
晴れの日も
雨の日も
空はそこにいて
私に安心をくれた
いつぶりだろう
心穏やかな日なんて
まだまだ泣く日もあるけど
それでも私はここにいる
今日も空を見上げ
自分はここにいる事を感じ
ドアを開ける
行ってきます
窓の外に向かって声をかけ
私は今日も生きていく
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