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【2023年1-3月】富山県におけるeスポーツ活動報告と、これから / 四半期版

最近、noteとか全然書いてなかったので、四半期ごとくらいで富山県を拠点にeスポーツ関連でやってることをアウトプットしようかと思い立って、書いてみました。というのも、4月が1年間で最も仕込める時間があるので、これからについても最後に触れてます。

本来であればそれぞれの事業ごとに、目的やこれからの動き、どういった地域の事業者と連携したのかなどもう少し深堀りしてもいいところなのですが(ただ "やった" だけ感が出るので)、この形式だと思ったよりもボリュームがあったので、ざーっと「何してたんだろう」くらいに、見て頂ければと思います。

普段、ゲームやeスポーツと関わってない方も「こんな活用の仕方があるんだ」「いまそんな広がりがあるんだ」と、ローカル感の濃い内容ですが、新しく感じることもあると思うので、ぜひ!

各月ごとに、★マークのついてるところをピックアップして書いてます。

では、、いきます、!

【2023年 1月】

1.8 EVO Japan CHALLENGE 2023 in TOYAMA ★
1.9 シニア eスポーツ体験会(氷見市内 高齢者対象)
1.14 富山県民共済 主催イベント(オンライン実施)
1.20 シニア eスポーツ体験会(高岡市内 高齢者対象)
1.22 VALORANT 交流・大会(富山県内 高校生対象)★
1.25 セミナー出演(渋谷ヒカリエ/射水市主催)
1.28 シニア eスポーツ大会(高岡市)★
※★マークをピックアップ

▼ EVO Japan CHALLENGE 2023 in TOYAMA

開催地は、ベイエリアでもある富山県射水市

2023年、新年最初のイベント。
「EVO Japan CHALLENGE」初開催として、富山県射水市 クロスベイ新湊にて「EVO Japan CHALLENGE 2023 in TOYAMA」を実施。タイトルは、GUILTY GEAR -STRIVE-、ストリートファイターV チャンピオンエディション、鉄拳7 の3タイトルにて行いました。
実行委員会の立ち上げから、イベントの制作及び運営主管を担当。大会開催が正式に決定したのが開催の約1ヵ月前というタイトな状況でしたが、当日ご参加いただいた皆さま、協力してくださった対戦会コミュニティの方々、ありがとうございました。
(詳細:https://www.evojapan.gg/news/50005

久しぶりの "オフイベ感" 
新春イベントでもあったので、富山県の幸を参加者に振る舞いました。

大会のアフタームービーです。(大会のアーカイブはこちら https://www.youtube.com/watch?v=vaW_8TcCXLQ


▼ VALORANT 交流大会(高校生向け)

2023年は、次世代のプレイヤー育成や、若い世代の活動や交流の場作りに積極的にコミットしていこうと、学生を対象とした取り組みを増やしていきます。その1回目の取り組みとして、高校生向けのVALORANT交流大会を実施しました。(会場:富山県高岡市 Takaoka ePark

GG !!
チームそれぞれブースに分かれてフィジカルによる煽り


▼ シニア eスポーツ大会

2020年度より定期的に富山県内各地域にて実施しているフレイル予防の一環としての「高齢者 × eスポーツ」。現在は実施する地域や団体も県内にて増加しています。高岡市内だけでも年間約30回程度を実施しており、普段の練習の成果を発揮しておられました。タイトルは、太鼓の達人とスペースインベーダーにて行いました。
やはり、大会などの目的があることでスコアの向上や、外へ出て街へ足を運ぶキッカケにもなりますね。

足腰のトレーニングにもなってそう

余談ですが、去年実施した60歳以上対象の全国大会「LEGEND CUP」https://legendcup.jp/ 今年もやりますので、また各地の皆さんご協力お願いします!


【2023年 2月】

2.1 講演(射水市商工会議所)
2.4 講演(富山県電気工事工業組合)
2.4 ファミリー向け/日本生命 主催(富山市内)
2.11 世代間交流/eケーション上市(上市町) ★
2.18 講演/知多半島eスポーツフェスティバル(※愛知県 常滑市) 
2.23 コスモアイル羽咋(※石川県 羽咋市)
2.24 小学生向けワークショップ/みんまなび(朝日町)★
2.25 ストリートファイターV 大会(オンオフ ハイブリッド) ★
2.26 富山県内 高校生対象 VALORANT大会
2.27 シニアeスポーツ 富山県射水市 vs 熊本県美里町(オンライン)★
※★マークをピックアップ

▼ eケーション上市(世代間交流)

上市町でのeスポーツの取り組みは2020年よりスタートして毎年行っております。毎回テーマを変えて実施しているのですが、今年は「世代間交流」をテーマに実施。タイトルは、子供からお年寄りまで幅広く楽しめる太鼓の達人と、上市町が本社のムヒで有名な池田模範堂が手掛けて昨年話題になった股間戦士エムズーンを主人公としたリズムゲーム「股間ゲー」を採用。
会場内に「股間 コンボ!」と何度も鳴り響くなか、子どもやお年寄りが隣り合わせになって真剣にスコアを競うという大変シュールなイベントになってしまいました。町の方たちと共に企画から運営を行っているのですが、毎回楽しませてもらってます。

太鼓の達人をプレイする子供たち
… 股間ゲーで "デジタルデバイド対策" ?

股間ゲーはこちらからプレイ出来ます。
https://www.ikedamohando.co.jp/delicare_ms/mataverse/


▼ ワークショップ(地元の小学生向け)

こちらもテーマとしては「世代間交流」なのですが、朝日町の事業でもある地域教育「みんまなび(デジタル田園都市国家構想 関連事業)」にて、普段私たちが実施しているシニアeスポーツの体験会を、地元の小学生たちが運営者となって企画から実施まで、地域の高齢者の方たちに向けて行うという全3回のワークショップを行いました。

イベント名など役割を決めるところから

正直上手くいくか分からないなかで企画して、初めての試みでしたが、最高でした!コロナ禍によって地域の行事がなくなって、より世代間によるコミュニケーションの溝ができたり、高齢化もどんどん進み、そんななか地域は「ささえあい」というワードを掲げてて、そこにギャップがあるな~と正直感じますが、ゲームはその理想への入口として凄くいいと思う。


▼ ストリートファイターV 大会

富山県高岡市にあるeスポーツ施設「Takaoka ePark」で2020年より実施している定期大会にて、ストリートファイターVで実施しました。
これまでオンライン主体で大会を実施していたのですが、今回はオンラインとオフラインハイブリッドでの開催。ゲストには、富山県出身のプロ格闘ゲーマーの立川選手と大谷選手。優勝賞金10万円で見ごたえのある戦いがありました!地元のスト勢との交流の機会もなり、新しい出会いもあり、オフの良さをあらためて感じました。今年は、スト6もリリースされるので、色々と計画していきたいですね!

実況解説にはゲストの2人に
会場から参加されてた方たちと

・大会結果はこちら


▼ 余談 Top Tier:シニアeスポーツ 富山県射水市 vs 熊本県美里町

昨年、熊本県で開催されたイベントにて講演で伺ったことがありまして、その際に富山県は全国的にも高齢者向けのeスポーツをやっている方であると思っていたのですが… 美里町がやりまくっていると、相当にぷよぷよをやり込んでいると、町長自らがパネルディスカッションで活動報告をされておられて、私のなかでは一気に "Top Tier" になった地域です。
そして、ある日「対戦しましょう」と連絡がありまして、受けない訳にもいかないので、射水市内のコミュニティセンターに協力してもらってしばらくの間、ぷよぷよを高齢者の方たちに練習していただきました。
そのくらいで十分に楽しめるだろうと、このとき高を括っていたのは反省でした。なんと美里町側は、平均年齢80歳以上の後期高齢者でありながらも… なんか平然と5連鎖とか組んできて、試合が終わると飛び跳ねてハイタッチ。身体も元気すぎィ…。射水市側は、近くの学校帰りの小学生たちも応援に駆けつけており、小中学生たちも戦うも、「負けて悔しかったので、また次回リベンジさせてください。」と最後に御礼を言う参戦した学生。

なんか総勢120名くらいで予選やってから選抜したと聞いたので、まだまだ奥行がありそう。しかもユニフォームは淡いピンク。それらも考慮して、美里町はTier1ではないでしょうか。


【2023年 3月】

3.4 富山県内 高校eスポーツ部 国際交流マッチ(台湾/オンライン) ★
3.9 講演&勉強会/長寿社会開発センター
3.11 子ども向け/中田春祭り(高岡市) ★
3.11 ファミリー向け/日本生命(Takaoka ePark) ★
3.12 シャドウバース ES地方大会 富山予選
3.14 シニア eスポーツ体験会(射水市)
3.17 ビジネスプランコンテスト 準グランプリ 受賞 ★
3.18 企業対抗・交流大会(高岡市内)
3.21 万葉線 スタンプラリーイベント/e旅チャレンジ(高岡市、射水市)
3.25 ショッピングセンター/シマヤ(※岐阜県 高山市)
3.26 高校生 VALORANT 練習会プレテスト


▼ 富山県内 高校eスポーツ部 国際交流マッチ

2週連続での高校生向けのイベントとして、前週の2月26日には県内高校生によるVALORANT大会を実施して、今回は県内の高校でeスポーツ部を設けている代表校に参加していただき、台湾の台北市内にある台北市立百齡高級中学校(高校)の生徒たちとオンラインにて対戦と、お互いの地域の紹介や、特産品の交換などを行いゲーム対戦を通じての国際交流イベントです。(※姉妹提携を結んでいる射水市の協力を得て実施。富山台北便の再開も記念してのイベント。)

お互いの学校についての紹介をしているひとこま
リモートで台湾側の高校生プレイヤーたちと交流

イベントのハイライトムービーです。(※前週の高校生向け大会の様子も含んでいます。)


▼ 中田春祭り(子ども向け)

高岡市の中田にて、初開催となる「中田春祭り」にて子ども向け(小学生対象)の富山県内では恒例的になりつつある「カニノケンカ」大会を実施しました。中田は自分が生まれて小学生まで過ごした地域でもあるので、なんとも感慨深かったです。

大きい子どもも混じってカニノケンカをプレイ


▼ 太鼓の達人スコアアタック/日本生命(ファミリー向け)

中田春祭りと同日開催で、同じ高岡市内にて日本生命協賛のもと太鼓の達人スコアアタック大会を実施しました。スコアアタックには、小学生の部やシニア部など全4部門に分けて行い、大会参加者のみで約120名が参加。

子連れのファミリーで賑わってました!


▼ ビジネスプランコンテスト 準グランプリ 受賞

株式会社ZORGEを立ち上げてから4年が経ちましたが、お声がけいただいたのをきっかけに、人生で初めてビジコンに出場しました。
内容としては2020年度から取り組んできた高齢者向けeスポーツに関するもので、準グランプリ含む2つの賞をいただきました。こういった人前で発表するのは子どもの頃から苦手だったのですが、随分と話せるようになったな~と思う一方で、限られた時間内でビジネスプランを発表するという、ビジコンという競技の難しさも実感しました。
今はゲームは趣味程度に、毎日はプレイしていますがもう随分と大会などは出ておらず、私にとっての次なる競技シーンでもあるビジネス・事業的な側面で、しっかり結果を出してeスポーツ業界の発展に貢献していきたいと、日々戦ってます。
私たちのやっている事業は、他のeスポーツ事業者と比較して決して華やかなものではないですが、そんなことはどうでもいいと思えるくらいに、ゲームのもつ可能性をひしひしと人を通して感じる機会が多く、かなり楽しませてもらってます。業界内でも視点が異なればこそ、新たに生まれるビジネスや可能性もあるので、これからもローカルに根差して、そこを開拓していきます。それが、地方に拠点を構える私たちの役割であると思っているので。

東京 神田明神ホールにて


まとめ/今年のこれから

富山県の春の景色

2023年の始まりは「EVO Japan CHALLENGE 2023 in TOYAMA」から、久しぶりのオフ大会感と特有のコアなゲーマーの雰囲気を久しぶりにチャージすることが出来て、何より歴史あるEVOシリーズに関われたことに嬉しく思いますし、個人的に最高のスタートでした。
そこからは、これまでと変わらずといった感じでシニア向け、子ども、学生向けのイベントなどを行い、活動当初から掲げている「誰もが楽しめるeスポーツ」に向けて、全世代的に展開していくための基礎が出来上がってきたと感じています。富山県で事業をスタートしたのは2016年からなので、もう気づけば8年目に突入しました。コロナの影響もあり構想を練り直したりと(結果的には良かったことも)、思ったよりも時間がかかってる印象もありますが、地域の方たちや、企業、行政など、そこも含めて同じ方向に動くにはそのくらいの年月が、地域において行っていくにはeスポーツに限らず何事も必要なんだろうと、実際に活動を通してきて実感しています。

3月末に地元紙にて1ページ特集(北日本新聞)

そんななか、ようやく基礎が出来たと仮定して、本来あるべきプレイヤー側へのコミットが出来る状態となったと、どことなく8年前に転生した気分なのですが、今年は更に力を入れていきたいのは高校生や学生向け、あとはこれからプロなどを目指したい若手の育成などです。
私のなかで、高齢者向けの施策などを通して、ゲームやeスポーツをライフスタイルとして捉えたときの出口を作ったので、次は入口の強化であると。実際にやっていくことは、夏頃からの活動を見て頂ければと思います。(勿論、育成的な部分以外も発展的にやっていきます。)

今年のToyamaGamersDayは、高岡テクノドームで実施します。ぜひ、県外の方も足を運んでいただけると!

一旦、区切りの目標地点/チェックポイントとしては富山でのeスポーツ事業の10年目に差し掛かるタイミングでもある、2025年がそこにあたると計画しています。eスポーツは、これからも長く続くものであり、そうであってほしいので、地域にとって持続性のあるモデルを意識して向き合っていきます。

昨年12月に国宝認定された「勝興寺」/ 高岡市
ゲームへの理解が高いお坊さんたちと会場

もうすでに、4月も中ごろですが、昨年12月に国宝認定された「勝興寺」で、eスポーツ大会を実施しました。
※チャリティイベントで利益は、ロシア・ウクライナ問題における人道支援金に寄付されます。(イベントページ:https://num2samgha.com/

なんとも、縁起がいい場所での新年度初のイベントになり、機会をいただけて有難い限りです。

引き続き、よろしくお願いします。
また、定期的にこのような形でnoteにて活動報告をしていきます!

(今回、とりあえずまとめてみた感があるので、こういった感じで書いて欲しいとか要望あれば、気軽にDMなどくれると嬉しいです。)


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