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『おもてなし』って誰のため?何のため?

昨日、とある【おもてなし講座】なるものに行ってきた。

日本へ短期滞在する外国人への接し方云々なのだけど、
今年に入ってこの国の、在留資格別外国人への扱いに疑問定義がありまくりの私にとっては、もやもやがさらに増す時間であった。

こういう問題に興味を持ったのは、せやろがいおじさんのこの動画がきっかけ👇


それに昨今のこの問題が私のこの国への違和感に追い打ちをかけた👇

技能実習制度については身近に感じてきた部分がある。

セブで働いてた時、休日は友人作りを兼ねて現地の国際交流イベントによく参加していたのだけど、そこには、
「日本語学んで、日本に行って、家計を支えたい!」
と、目をキラキラさせて夢を語るフィリピン人がたくさんいた。

フィリピンの平均月収は5万円ほどだから、日本でその倍以上のお給料がもらえて、生活水準も高いとなれば、そりゃ憧れるだろう。

もちろん全ての受入機関がひどい扱いをしてるわけではないだろうけど、実際日本人と比べ物にならないぐらい悪条件の中で働いてる人もたくさんいて、でもそこに本人の夢や希望はなく、「母国にいる家族のため!」とひたむきに辛い現実とも向き合わざる負えない状況があることに心が痛む。

入管法については、今年になるまでほんと無知だったんですが、思い返せば現在日本で生活してる外国人の友人たちが在留許可を持ち続けることに一生懸命だったことをふと思い出して、この問題に親近感をもった。

とある友人は学生ビザで来日し、日本語学校に通っていた。
でも学校を卒業したらその後また違う教育機関(大学とか専門学校)に進学するか、就労先を見つけることをスムーズに出来ないと、在留許可を失ってしまう。

でも就労ビザの手続きってなかなか企業側としても面倒な作業が多いらしく、「ビザの面倒を見てくれる企業を見つけるのに苦労した」って話はこれまで数人の友人たちからよく聞きました。

ただやっぱり、
「私は日本が大好きで、日本に貢献したいし、こっちで働くことが実家の家族のためにもなるから、日本で働きたいんだよね」
って言ってくれる友人たちには頭が下がる。

働き口がすぐ見つからなかったとか、進学が出来なかったって理由で在留資格なくなるって、この対談みて知った時はほんと愕然としたんだけどね。

一応私も『外国人』として国外に住んだことが何年かあるから、ビザの大事さとかはある程度理解してるつもりだし、そのビザ期間を守る重要性も理解してるのだけど、
今日本で起こってるこの、止む終えずビザ期間を満了したけど母国に帰れないシチュエーションって、必ずしも本人の意思で起こってなかったりするから悲惨だなって。

しかもその在留資格を失った代償が、無期懲役のような入管収容だなんて酷すぎて。

上記の入管法の動画で解説されてた改正案は、事実上廃案になったけど、これまで不当な扱いを受けてきて、心を痛めたり、命を落とした方々の現状が変わるわけでもない。

でもだからこそ、この現状に問題意識を持った、私達日本人が一緒になって声をあげるべきだなって。最近ほんと思うのです。

短期滞在で日本経済に貢献してくれる外国人には『おもてなし』するのに、
労働力として来日した外国人には、時として人間扱いしないって、
どんな国だよ。

労働力の中でも、欧米出身者と発展登場国出身者でも扱い違いすぎるし。

なんか書けば書くほど怒りや劣等感がすごいので、この辺にしとこ。💦

最後に、最近みて心打たれた映画のショートレビューと、
入管での不当な扱いの末亡くなったご遺族の声をあげとこ。



皆同じ人間。思いやりやおもてなしの心に、ここまでの格差があってはならない。

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