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くらったパンチライン集

日本語HIPHOPをよく聴きます

俺は洋楽至上主義的な傾向が強いんだけど、HIPHOPに関しては国内ばかり聴いている

それはなんでだろう?と考えてみた

大前提としてどちらも音楽であることは間違いないのだが、バンド音楽はその音数と展開の多さ、メロディーに魅力があると考える。洋楽であれば歌詞の内容を理解せずとも楽しめるってワケ。理解した後に聴くと、より美味しい

一方でHIPHOPは基本的に繰り返されるビートの上にリリックが乗る。それが単調でつまらないと感じる人もいるかもしれない。メインに聴くのはラッパーのリリックになる。何を言っているのかわからなければ魅力が半減する気がする。その点において洋楽HIPHOPよりも言語が同じ日本語HIPHOPの方が当然内容を理解できるため、好きなのかもしれない

(実際フローとか聴き心地とかその限りじゃないけど)

前置きが長くなったが、今回は俺がくらった日本語HIPHOPのパンチラインを紹介する

バンド音楽と比較して伝達量が圧倒的に多いので、パンチラインが生まれやすいジャンルだと思ってる

どのリリックがパンチラインと感じるかはリスナーの感性次第ではあるが、どうぞお付き合い下さい

うたの中なら美しくぼかせば済んだ
「言葉にならない」を今コトバにすんだ
それがオレの使命 キミの希望
襟正して 昨日に明日を探して

RHYMESTER - It's A New Day


自分もバンドをやっており、歌詞を書いている身だ

表現者として、これはくらった

"思考を言語化し、伝える"

それが出来るのが優れた表現者なんだと思ったね

気づきを与えてくれるパンチラインが好きだ


あの人が俺に言ってくれた
本当の男の強さとは
喧嘩の強さや頭の賢さ
なんかじゃなく心の強さ

J-REXXX - MY TOWN feat. 紅桜


これも響いたパンチライン

紆余曲折あってここに辿り着くんだよな

俺もカッコいい男になりたいです

紅桜のバースもヤバい

"昔は大人に憧れたけど 今じゃガキに憧れている"

哀愁が漂う素晴らしいパンチライン


誰もが後悔したくない
誰もが失敗したくない
誰もが心配したくない
そう誰もが完璧ではない
余裕が無くなって
また大切な人に当たる
同じ場所に立っているのに
背中合わせで解り合えない

SALU - ホームウェイ24号


これまで俺の日本語HIPHOP熱が高まる時期は複数回あったのだが、最初にハマったキッカケはSALUです

SALUのリリックは心に寄り添ってくれる

"完璧じゃなくていいんだよ"

そう言ってくれている気がした


あいにく他人の幸せに共感は持てない
病気の一種 不治の病 one time on my mind
私は私に従う

唾奇 - Walkin


漠然と思ってたことを言ってくれたリリック

Cheep Sundayでの"クソださいのにあいつは売れて"

これもめちゃくちゃわかるんだよなー

俺は毒気のあるリリックが好きなのかも

唾奇、いいですよね


優しきゃ損って変だよな
人生の意味なんてねぇかもな

ZORN - いたいのとんでいけ


この曲、パンチライン多すぎます

"いいことは頑張ってもなく
やなことはただ待ってもある"

韻を踏みながら強力なパンチライン繰り出すの強い

攻守共に優れたデンプシーロールみたい

優しい人が損をするこの世界は狂ってる


悲しみに耽るのはもう終わりにして
何か喜びを探しに外にでも出かけようぜ
山をあがり谷をおりて後にみえる景色は
他には無い自由の荒野が待ってるはずさ

RYKEY DADDY DIRTY - ALL GODS BLESS ME


何かと話題のリッキーだが、この言い回しは天才的

引きこもってる時に友達からこれを言われたら外に出たくなるリリックだよな

外に"でも"ってのがめちゃくちゃいい

あるのとないのでは気軽さが違う


もう無理だと思う瞬間にこそヒントがあり
必ず次に進むべき一歩があった
そんなことを俺は最近になって知った
今思えば何の心配もなかった

不可思議/wonderboy - いつか来るその日のために


カフェでこれ書きながら聴いたら泣きかけた

"今思えば何の心配もなかった"

未来のことを心配してばかりいた過去を思い出す

この曲はラストへの盛り上がりがスゴい

"CLANNADの1期はAFTER STORYのためにある"

それに通ずるものを感じました


・終わりに


もっと書きたかったけど疲れたので終わります

人を唸らせるパンチライン書けるようになりてぇー

次は『くらったパンチライン(バトル編)』書こうかな

HIPHOP最高

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