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くつろぎバーチャルBook Cafe☆Makana

イギリスにも日本の読書会に当たるコミュニティがあり、Book Clubと言います。「世界本の日(関連記事)」が盛んで、教育現場でも読書の重要性がたびたび取り上げられることもあり、このブッククラブの存在も来英当初早くから耳にしていました。

イギリスの読書会ってどんなの?

公の大きな団体から個人間の小さな集まりまでその規模はさまざまで、実際私も知り合いから入らないかと誘われました。けれどそれは週末の夜間泊まりがけで、メンバーが持ち回りで家を開放して食事はホストが簡単なものを用意、あるいはドリンクだけ準備してほかは各自何かしらを持ち寄り、結局は読書会という名の下に単なるお泊まりパーティーと化してしまう、と言っていました。

これは明らかにもともとが知り合い同士の、お遊び感覚の小さな集まりでしょうが、一応読書会なのでそのために何かしらの本(しかも英語!)を読んでいかなければならないし、なによりいくら「簡単なもの」と言えど、ホストとして場所や飲食を夜通し提供するのは大変だなぁと思いました。

コロナ版読書会は断然・・?

そうこうしているうちにコロナがやってきて、対面した読書会などはのような遠い世界となってしまいました。今年はじめに何度目かのロックダウンがなされたときは、ペンギンマークに見覚えのある方がいらっしゃるかもしれませんが、イギリスの出版社である「ペンギン・ブックス(Penguin Books)」がオンラインでの読書会の開き方について紹介する(参照:Shaffi, Sarah. “How to set up an online book club” Penguin Books January 2021.)など、主流は「Zoom」アプリなどを用いた、ビデオ会議やSNSを通じたバーチャル社会へと移行しました。

note版読書会⁉︎誰もが気軽に集まれる、本にまつわる場「Book Cafe☆Makana」

そんな中、皆さんにもおなじみこちら「note」で、まさにこのオンライン読書会にピッタリなのでは?と思ったバーチャルな本の場「Book Cafe☆Makana」の存在を知りました。

こちらは茉叶☆Makanaさんがもともと数年前より温めていた「誰もがホッとくつろげる場所」として考えていた案を、ブックカフェという形で新たに考案された仮想空間です。

今月9月1日、めでたく1周年を迎えたとのことで、この夏はそれに向けてさまざまな記念コラボが企画されました。茉叶さんの夢のひとつは、こちらのカフェオーナーになること。

少しでもその夢に向かって実現できるよう、まずはももりゅうさんがまるであたかもホンモノのカフェかのような、栄養満点でおいしそうなメニューを写真つきで考案されました。それには茉叶さんの器や料理のジャンルに対する希望などもふんだんに盛り込まれ、理想の仕上がりとなりました。これならたとえブッククラブでホスト役になったとしても、その日の飲食に頭を悩まさなくて済みますね♪

ももりゅうさんが、リアルシェフばりにメニューを作成している中、私も調子に乗って、身の程知らずにもコラボに立候補してしまいました。しかも、カフェの看板とも言える題字タイトルを、カリグラフィーで書くという大役を仰せつかりました!

今回の表紙カバーに使わせていただいたものがそうでして、私が書いた文字に茉叶さんがレインボーカラーの背景で、カフェのイメージどおり、優しい雰囲気に仕上げてくれました。

まだまだ広がるコラボの輪

いや〜、私もこんな形で記念すべき企画に参加できて感激、満足満足、と思っていたら・・なんと、さらなるサプライズがついていたんです!

実は茉叶さん、このあともコラボ第2弾として、カフェをイメージしたの募集をかけていました。それが、私が看板タイトルを担当したものだから、必然的に私の字を使わざるを得ない状況にいつの間にかなっていたようで😂、恐れ多くも絵を描かれたあるさんのすばらしい絵のど真ん中、なんと中心に私のへたっぴなタイトルがバッチリ挿入されているではないですかぁあ〜!

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さらにさらに興奮することに、お料理上手なだけでなく設計のプロでもあるももりゅうさんが、バーチャルであるはずのカフェを実際の店舗にもできるような?(拙い説明で、はたして適切な表現なのか怪しくてすみません💦)設計図を作っていました!

そこにはあるさんのステキすぎる絵が実際に壁にかかっていたり、私の看板文字がドア扉のガラスに書かれているといった設定で、いまにも人影が浮き上がりそうなほどリアルな息遣いに、あらゆる面でど素人の私は大興奮💨

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そして最後には、1周年のお祝いとして茉叶さんへこれまたカフェのテーマやイメージに沿った絵を贈られた永山浩士さん。

茉叶さんのご紹介文で知りましたが、永山浩士さんが描かれる絵は普段はとてもシック写実的なんですが、茉叶さんも驚いていたとおり今回贈られた絵はポップカラフル、茉叶さんのテーマアイコンとも言える型がこれでもかというほどたわわに稔った?植物のイラストで、本来花びらであるものが星型という独創性あふれる作品に仕上がっています。

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私は猿真似ならできるのですが、想像力に欠けるので永山さんのようにいろんなタッチを使い分け、オリジナリティを生み出せるような才能のある方は本当に尊敬します。

最近誕生花を描いた作品をnoteのマガジンにまとめられたそうで、私もつい先日訪れた旅先の植物園で、誕生花のイラストと花名が書かれた商品を見つけました。これって、カリグラフィーで花名書けばよくないか⁈などとひらめいたところだったので、そんなところにも勝手に共通項を見出してしまいました。

というより、そもそも永山さんだけでなく、私以外全員の方のスキルがすごすぎて、にも関わらずカフェのタイトル担当というだけで、大抵私が真っ先に紹介いただいたり、その後なにもしてないのに、いつの間にかほかの方の作品にまでちゃっかり入り込んでいて、某お菓子メーカーのキャッチコピーではありませんが、「ひと粒で2度どころか3度も4度もおいしい」思いをひとりだけしてしまったような、そんなおいしい体験をさせてくださった茉叶さんと、コラボ仲間の皆さまに感謝です。



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