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個人事業主が化粧品を作るときの心得

皆様こんにちは
OEM関連で様々な企業や個人の方から化粧品を作りたいと依頼を受けておりましてその際の心得と言いますか私が感じた成功者と失敗者の違いから幾つかピックアップ致します。
①売り上げ目標の設定は低めに
よくあるお話ですが中身が良いものだから絶対売れるは無いです
日本のOEM工場で作成されたものは大体ですが一定の水準を満たしており
ミーハーな購買層以外は中々注文の獲得に苦戦をします。
その為過度なノルマは厳禁です
②発注数量は目標の1.5倍から~
ジンクス的な要素もございますが例えば100個化粧品を作ると100個売り切れない場合が多いのもよくある話です。
100売りたければ150個以上を作らないと到底目標に到達出来ない業界あるあるですね。その根拠は長いので割愛しますが、一般人の仕事に対する熱量が要因と捉えてください。
③SNSを侮るべからず
口コミや紹介も最近はやはりSNSを駆使されているオーナーが強いです。
実際にフォロワー数=認知度となるので広報活動に注力しない事は万分の一の可能性を放棄しているという認識となります。
どれだけ綺麗事を言っても所詮数字という概念に捕らわれることを認識しているオーナーが強いということです。
④パッケージに拘りを
冒頭にもありました中身が良い理論ですがやはり化粧品はパッケージデザインが命です。ここに力を入れない企業は苦戦を強いられています。
ある実験では某有名な化粧品の中身を格安化粧品の中身とすり替えた実験で
ブランド志向が無くともデザイン性や知名度の影響で中身が安い化粧品でも実験結果はユーザーの殆どが良い化粧品だと回答しています。
⑤イベントには積極的に
マーケティング戦略として展示会に良く行かれる方は多いのですが百貨店・イベント等の催事に出店されるオーナーは少ないです。
この泥臭い活動こそが固定ユーザー獲得の一歩となりますのでこれは継続的にする大きな要素です。
⑥サンプル(試供品)は大胆に
使用感や顧客の感想含めてデータにもなりますし、やはりサンプルが多く配られるとリピーターの数は増えていきます。
ネット等でばら撒くよりイベントで手渡しが理想的ですね。
その際もSNSのフォローやアンケートも組み込んでください。
⑦広告塔の依頼は慎重に
とある企業様が有名ユーチューバーとコラボしたのですが売り上げは上がらず大量の在庫を抱える結果となりました。
経営者本人もそのユーチューバーはご存じなく(私は知っていましたが)なんか代理店が進めるから・・ということで、その場の雰囲気で契約した結果です。
リサーチも含めて丸投げした結果ですね。
契約後にイベントでの販売や動画UPもされていなかったそうです。
⑧卸の掛率と定価は慎重に
よくオーナー様から定価の半額でどうだ!とお見積りを受けますが
それは別のnoteに記載していますので良ければ見てください。
問屋・二次問屋・三次問屋・小売りとなると半額でも厳しいです
定価の設定は慎重に・・
⑨商品開発のストーリーをしっかりと
これは広告的にも例えばクラウドファンディングにも必要な説得力がある
開発背景がある事で顧客や周りの関係者の熱量が上がるものですのです。
⑩販路の設定を狭くしない
ネット販売NGや海外NG・卸もNGと販路の拡張を極端に制限することで
折角の販売計画が台無しになる場合もよくある話です。
その様な商品はブランドが確立された商品に限りであり
新規ブランドはそうでは無い事を理解すべきです。

以上ざっとですが押さえておきたい項目を並べてみました

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