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あと1ヶ月…?!【pure life diary2025 制作日記①】

pure life diary開発者の井上ゆかりです。

2021年に200冊限定でプロトタイプ版を出版することから始まったpure life diary。今年で4年目を迎えます。

グラデーションの表紙のデザインややわらかい世界観はそのままに、これまでユーザーさんの感想や要望の声をいただきながら、毎年アップデートを重ねてきました。まさに、みなさんと一緒に育てている手帳。pure life diary自身も変化を続けています。

歴代のpure life diaryと2022年に出版した書籍『人生の純度が上がる手帳術』


▼開発者インタビュー記事はこちら
1件ずつ自分たちで手帳を発送していた様子の写真もありますw

▼超ステキなpure life diaryのデザインをしてくださっている安間祥子さんのインタビュー記事はこちら


私たちがやりたいことは手帳を買っていただくことではなく、手帳を買ってくださった方がありたい自分・なりたい自分に自然と変化していくまでを伴走すること。

なので、業界初の1年間無料サポートをご提供することを決めたのも、ごくごく自然な流れでした。pure life diaryをひとりでも多くの方に活用いただけるよう、毎月ワークショップや作業会などのイベントを開催したり、専用のLINEで質問にお答えしています。

また、pure life diaryは「ユーザーのみなさんのお声を聞く」という姿勢をとても大切にしています。
イベントでいただいたお声はもちろん、各SNSは定期的にエゴサしてチェックをして、感想やご要望・ご不満の声はすべて表にまとめていますし、定期的にユーザーのみなさんにアンケートにご協力いただいて、手帳の使い心地や分からないこと、改善してほしいことなどを伺うようにしています。

(これはちょっとした裏話なのですが、「自分にやさしくなれる手帳」というコンセプトも、「やさしい気持ちになれる」「デザインがやさしい」「開発者さんやサポートしてくれる人がやさしい」というお声をユーザーさんからたくさんいただいたので、みなさんの言葉をそのまま採用させていただいています^^)

みなさんの投票を元にしおりの色が決まる「しおり総選挙」も人気企画です。


毎年、「今私たちができる最高のものを作れた!」と自信を持って手帳をみなさまにお届けしているのですが、使い始めていただいて様子や感想を聞くとすぐに「次はこうしたいね」「次はもっとこうできるかもね」とアイデアや次の構想の話が出るんですよね。手帳づくりは奥深くてこの上ないやりがいを感じます。

この活動を始める前は、「手帳は年1回の発売だから、年の1/3から半分くらいは稼働して残りは特にやることないんだろうな〜」くらいに思っていたのですが、全然そんなことなくてw 購入者さまのサポートでイベントの開催なども含めると、もはや1年中ずっと繁忙期…!

決してラクではないこの活動をここまで続けられて、そしてこれからも続けていこうと思えているのは、pure life diaryを通じて、生きづらさや悩みを抱えやすい「まじめながんばり屋さん」に寄り添い守ると覚悟を決めているからです。pure life diaryを使ってくださるみなさん、私たちの活動を応援・支持してくださるみなさん、印刷会社さまをはじめとした関係各社のみなさまのお力を借りながら、これからもチーム一同真摯に取り組んでいきます。



…と、前段が長くなってしまったのですが、使ってくださるみなさんと一緒に育てている手帳なので、2025年版の手帳制作の過程や私たちの想いをもっと発信して共有したいと思い、「pure life diary2025 制作日記」と題してnoteに記録していくことにします^^

pure life diaryがお好きな方はもちろん、ものづくりに興味がある方にも楽しんでもらえたらうれしいです!


* * *

すでにpure life diaryは年が明けてすぐのタイミングで翌年の手帳のプロジェクトが始まっていまして、実はあと1ヶ月以内に2025年版のpure life diaryの中身を固めなければいけないという状況なんです…!

先月から今月にかけてアンケートのご協力をお願いする他、約40名の方とオンラインでインタビューをさせていただき、2024年版の使い心地や感想を伺っているですが、実はこういった背景もあったからなんです。(アンケートには250名近くの方に回答いただきました。本当にありがとうございます!商品開発の参考にさせていただくのはもちろん、今年のサポート体制の改善・強化にも役立てさせていただきます。)

すべてのご要望を100%叶えるのは難しく心苦しく思っているのですが、そのような状況の中でも、pure life diaryが掲げている「ありたい自分・なりたい自分に自然と変化していく」を叶えるために何が必要か・何を大切にすべきか、で判断して、よりよいものをつくっていきたいと思っています。

pure life diaryはスケジュール管理やタスク管理をするための手帳ではなく、自分のきもちをふりかえったり、ワークを通じて自分と向き合うものなので、どのワークを採用して何をどのくらいのページ数で載せるのか、といった中身の精査がとても重要です。
ワークも、どれも簡単すぎて気づきや発見がなければ、あまり意味がありません。かといって難解すぎて心が折れてしまっては本末転倒。
必要に応じて私たちの解説やフォローも活用いただきながら、目新しさや"pure life diaryだからこそ感"もあって「じっくり取り組みがいがあるな」「もっとワークを深めていきたいな」と思っていただけるような、絶妙なラインを形にすべく、毎年納期ギリギリまで頭を悩ませています。

それと同時に、手帳そのもののスペックも軽視できません。入れたい内容はたくさんあるのですがページを多くすればいいわけでなく、辞書のように分厚くなってしまうので相応しくありません。
重くなりすぎないよう、分厚くなりすぎないよう、全体のページ数や紙の種類や厚みを調整することも大事なポイントです。
手帳づくりに携わるようになって初めて知ったのですが、手帳は16の倍数のページ数で構成しなければいけないので、10ページだけ増やしたいとか、ここだけ3ページ減らそうとか、そういう微調整ができないところがすごく難しいんですよね。

「お気に入りのペンやスタンプを使いたいので紙をもっと分厚くしてほしい」「メモページを増やしてほしい」というご要望もあるというご要望もいただいている中で、どうするのがベストなのか。

・ページを増やすと重くなる
・紙を分厚くすると重くなる
・今の紙を採用すると、分厚くしてほしいというご要望にお応えできない
・中身の質は絶対に下げたくない中で削れるページはあるのか

とずっと頭の中でぐるぐる考えていて、ここが本当に悩みどころです…。

ページの多くを占めているのがデイリーページで、これまでのデザインだと見開き1ページに3~4日分が書けるようにしています。デイリーページの枠はあえて小さくして、書くハードルを低くしています。「書けない日があってもまた戻ってきやすい」と好評いただいているページです。

ひとつの案として、ここを仮に、デイリースタイルではなくウィークリースタイル(見開き1ページに7日分が書ける仕様)にすると大幅にページ数の調整ができるので、紙を分厚くしたり、ワーク部分を充実させたりメモページを増やすことができるかもしれないと思っています。ただ、そうすると書くスペースが窮屈に感じる人もいるのではないかという懸念点もあります。

みなさんはどう思いますか?2024年版購入者さま限定の公式LINEやSNSのDMなどでみなさんの意見も聞かせていただけたらうれしいです!


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