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#59 加算算定までの流れ(失敗したこと)

こんにちは
tatsuyaです。

先日で加算の内容についての整理が終わりました。

デイサービス(通所介護)だけでも、すべて投稿するのに1ヶ月以上かかりました。改めて整理してみると、今まで知らなかったところや新たに気づいた点などが見つかったので、私自身としてもとても有意義な時間であったと思っています。

本日は、「加算算定までの流れ」について整理していきたいと思います。


(1)アセスメントの実施
  (評価・対象者の確認)

 ①加算の対象となる利用者がどの程度在籍しているか。
 ②個人の評価を行い、加算対象に該当するか。

(2)関係所管に連絡
  (役所・居宅事業所等)

 ①対象者が在籍し、加算の算定条件に適している場合には、都道府県もしくは市町村に加算の申請を行います。(算定開始の前月の15日まで)

 ※市町村によっては期限が違う場合もあるため、予め確認したほうがよいと思います。

 ②居宅事業所に、新たに加算を算定する旨を文章等で連絡を入れる。

(2)に関しては、予め決まっていることであれば、(1)よりも早めに対応したほうが良い場合もあると思います。

特に事項のケアプランの作成や本人・家族の了承を得る期間も必要であるため、十分な準備期間を有した方がよいと思います。

(少なくとも、来月から加算を取ります!は止めたほうがよいと感じています。○○月から新たに○○加算を取得する方向で準備を進めています。つきましては、ご家族様との打ち合わせ等の日程の調整等も含めて、ご準備の程、宜しくお願い致します。のような形で進めていく方が私の場合はよかった気がしています。)


(3)計画書の作成
  (個別計画書、ケアプラン)

 ①個別計画書を個別に作成する。
 (個別機能訓練計画書や口腔機能計画書など事業所が用意する書類)

 ②ケアプランを作成または変更する。
 (ケアマネージャが作成する書類)

(4)説明と同意を得る
  (本人又は家族)

 ①担当者会議やモニタリング会議等を通じて、本人または家族に説明し同意を得る。

(5)サービスの実施

 ①加算の対象となるサービスを提供する。

(6)モニタリングの実施・情報共有


 ①3ヶ月に1回以上、定期評価を行い、状況の把握を行う。
 ②本人または家族、ケアマネージャと情報の共有を行う。

(7)必要性を確認する

 ①状況報告の後、加算対象のサービスが継続必要かを本人又は家族に確認し、ケアマネージャと相談する。


以上の工程を踏まえて、介護保険の加算の申請・取得を行なっていきます。

加算取得が始まってしまえば、大きな混乱はないかと思いますが、始めるまでの準備がとても大変で重要だと感じています。

特に
①役所に提出する書類自体はそこまで難しいものではないですが、準備と確認に以外と時間を要したことと。
居宅事業所への連絡が十分に伝わっていなかったこと。
があり、算定開始まで予定よりも時間を要したことありました。

例えば、居宅事業所には3ヶ月前と1ヶ月前に文章で連絡を入れるなど、複数回連絡を入れるようにしています。(あまり頻度が多くなると嫌がられるので状況を察しながら行うようにしています。)


数ヶ月単位で余裕をもって準備をしていきましょう。

■まとめ

1.関係所管へ連絡し、計画書を作成し実施し、本人・家族に了承を得る。
 実施した後に再評価を行い、必要性の確認を随時行う。
2.関係所管への連絡が思いのほか時間を要したこと。
3.数ヶ月単位の余裕を持って準備を進めていく。

以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。

「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!