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清水三年坂美術館へ行きました

 ここ数日とても暖かく、昼間は歩いているだけで汗をかくくらいです。今日もお出かけ日和で気分良く外に出られる。そこそこ早くから出発して9時には京都に着きました。バスに乗ろうとすると満員で出遅れた気もする。

清水寺

 京都の清水へ行きました。今日調べて始めて知ったことですが清水寺は朝6時から入れるそうです。さすが観光地、思っていたよりも大分早く開いていたようです。9時に着いて清水寺へ拝観しに行きました。桜は咲いていませんがとても人が多い。桜が満開の時期になると今日よりも多いと思うと今日来ておいてよかったと思う。

舞台の上から
三重塔

 建物の朱色と植物の緑色の補色関係が大好物です。

成就院庭園

 たまたま見かけてちょうど10時に看板を見つけて清水寺成就院月の庭へ寄り道しました。3月19日までの限定公開で巡り合わせを感じました。室内、庭園の両方撮影禁止になっています。暖かくて桜も咲いていました。椿の花も残っていてとてもいいタイミングで行くことができました。サイズは小さな庭園ですが、借景を巧みに利用していてとても広く見えます。

清水三年坂美術館

 今日の目的地が後回しになってしまいましたが清水三年坂美術館へ。企画展「帝室技芸員の印籠」が今日最終日なので行けて良かった。
 企画展「帝室技芸員の印籠」ではテーマの通り、帝室技芸員の作った印籠が展示されています。
 印籠はもともと印(はんこ)入れだったものが時代とともに薬入れになったり時代劇の水戸黄門のように権力の象徴になったりしながら次第に美術品として扱われるようになりました。今まで印籠が木製だと思っていましたが紙製のものが一番多いと初めて知って驚きました。

帝室技芸員

 帝室技芸員は日本の優秀な美術家や工芸家を保護する目的で戦前の宮内省によって運営されていました。戦後の文化勲章や重要無形文化財に繋がっています。

コレクション

 展示されている印籠は帝室技芸員によって作られた明治から大正にかけての作品です。緻密な細工が施されていて作られた当時から芸術品として人気があり、一度は海外に流出したものが多い。コレクションは清水三年坂美術館の初代館長である村田理如が1980年代から収集したものが中心になっています。印籠のイメージ的に家紋が入っている印象が強いので、源氏物語絵巻をもとにしたデザインなど人を描いたものや動物のデザインのとても精密なものが展示されていて長いこと見ていました。

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