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読書感想文

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ネタバレありです。
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#チャールズ・ディケンズ

「子供のはなし」(チャールズ・ディケンズ)

あらすじ

 旅人が行った先で出会いと別れを繰り返します。最初は子供、次に少年、青年とだんだん出会う相手の年齢が上がります。

 子供とは共に遊び、少年とともに学び、旅人は出会った相手と一緒に同じことをしています。しかし、旅人はそのうち一緒に居た相手を見失ってしまいます。呼んでも返事はありません。

 旅人は倒れた木に座っている老人に出会いました。老人の隣に座ると過去に出会ったみんなが現れます。

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「気の毒な身内の話」(チャールズ・ディケンズ)

あらすじ

 親戚が集まって暖炉を囲んで物語を話す場面で、はじめに語る主人公の話です。

 主人公は何事にも成功とは無縁の人物だと思われています。事業でも、恋愛でも、遺産の相続までも失敗したと世間では思われています。しかし、実際はそうではありません。

 元々秘書だった人物に乗っ取られた、と言われている事業は合意のもとに任せただけでした。子や孫に恵まれた人生で、妻との仲もずっと良いままです。

 

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「シグナルマン」(チャールズ・ディケンズ)

あらすじ

 「おぅーい、そこの人!」という声を聞いて、主人公は信号手に気づきます。どことなく気になった主人公は信号手のいる場所へ行きました。

 信号手がいた場所はかつて見たことがないほど寂しい場所でした。巨大な地下牢のように重苦しい雰囲気です。

 信号手は奇妙な視線を主人公に向けていました。何かに恐怖している様子もあります。それでも主人公詰め所に通してくれました。仕事をしながらいつもの様子や

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