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天が穏やかであれば困ることがない

インスタグラムのストーリーズで触れた『天穏』というお酒について。
板倉酒造のホームページで、ちょろっとご紹介いただきました。

所謂“日本酒”ではあるのですが、
なんか最近だと、例えばダリオ・プリンチッチ(イタリア・フリウリの生産者)のワインを飲むと
「あー、酒だなー」って思う節が出てきたりして、
それと同じ感覚で『酒』なんですね。
デプラのワインとかもそうかなぁ。
ともに、日本酒やワインという括りを超えた『酒』という液体。


ワインの師匠であるwineshop AZURE BLUEの佐々木氏から
「ヤバい日本酒がある」と連絡が来たのが2019年の初秋。

「イタリアやフランスには、おいそれと行けへんけど、島根やし、近いし、よぉ分からんけど会いに行ってみぃひん?」という、衝動を突き動かすほどの出会い。

それまで扱ってきたワイン達と通ずる“何か”が感じられる。
他の日本酒には感じたことのないその感覚を求めて、出雲へ。


その何か、とか理由とかは、ぜひ杜氏の小島さんのインタビューなどをディグってください。
少し古い記事ですが、これとか。

で、なぜpunteggiaturaではこのお酒を扱うのか。
理由は至極シンプルです。

私の父が出雲の出身でして
僕自身も高校を卒業して実家を出るまでは
基本的に年越しから初詣は大社(おおやしろ)へ参っていたくらいには出雲っ子なんですね。
そんな大社の周りには実は“曽田”という名字が非常に多いんです。

中高と剣道部だったのですが、
大会の団体戦で見かけた大社高校の
5人中3人が“曽田”なくらいには多い。

天穏を作る板倉酒造へ行く直前に、生きてきて初めて
「曽田って出雲に多いけど、そもそもどこの名字なんや」
と思いましてね。
調べました。見つかりましたよ。(バラ珍の紳助風に)

衝撃でしたね。
板倉酒造のある「出雲市塩冶町」が曽田の発祥の地だったのです。
この神のお導きの結果、唯一『天穏』をご用意しております。

「なんか酒ください」
そう言われるバールマンを目指そうと思います。


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