【1日1文献】高齢者の生活期リハビリテーションに携わる作業療法士に必要なコンピテンシーの抽出 ─デルファイ法による内容的妥当性の検討─#生活期#地域#コンピテンシー

参考文献:高齢者の生活期リハビリテーションに携わる作業療法士に必要なコンピテンシーの抽出 ─デルファイ法による内容的妥当性の検討─
筆者:横井 安芸大嶋 伸雄小林 隆司小林 法一
発行日:2019年
掲載元:作業療法 38 巻 (2019) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:作業療法士(コンピテンシー)高齢者(生活期)地域

【抄録】
・高齢者の生活期リハビリテーションに携わる作業療法士(以下,OTR)に必要なコンピテンシー項目を抽出し,その内容的妥当性を検討することを目的に,生活期専門家OTRを対象として4段階のデルファイ調査を行った.
・結果,第1次調査では【専門職としての態度】,【クライエント(以下,CL)を中心としたチーム作り】,【CL中心の根拠に基づく作業療法実践】,【リスクマネジメント】,【OTR業務の運営】,【地域に根ざした支援】,【地域作業療法発展への寄与】の7カテゴリ64項目の原案が作成され,第2次調査以降は,中央値と四分位数範囲などで項目の内容的妥当性を確認し,最終的にコンピテンシー68項目が同定された.

メモ
・日本作業療法士協会(以 下,OT 協会)は,作業療法士(以下,OTR)による地域生活移行,地域生活継続支援の推進や,OTR の地域生活支援スキル向上を重点事業の中心に置いている2)

・OTR は,「活動」や「参加」の視点で CL の全体像 を診ることを期待されている専門職である3).
・しかし, 地域におけるリハビリテーション(以下,リハ)の現 状として,訪問・通所リハでの実践内容は,心身機能 に関するプログラムが多く活動や参加への介入が少な いと報告され1),OTR の専門性が十分に発揮されて いるとは言いがたい.
・これは,訓練時間の制約や CL のニーズが機能訓練に傾いているという影響に加え, OTR 自身が作業療法の知識や技術不足を自覚し,職域や専門性に悩むことも主な要因の 1 つである

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/38/3/38_253/_pdf/-char/ja 

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