【1日1事例】スポーツ・運動と栄養・食生活 #スポーツ #運動と栄養 #食生活

参考文献:スポーツ・運動と栄養・食生活
筆者:麻見 直美
発行日:2018年
掲載元:日本調理科学会誌(J. Cookery Sci. Jpn.) Vol. 51,No. 4,
検索方法:インターネット
メモ
・スポーツ栄養は決して特別な食の一領域 ではなく,普通の通常の延長線上にある領域だと再認識することができる。
・食べることを通じて,適切なエ ネルギー量を多くの種類の食べ物から補給すれば,必要な 各種栄養素の補給が可能となるのである。適切なエネル ギー量はその人の性別,年齢,体格や身体活動量などに よって個人個人異なる。このことはスポーツ選手にとって もスポーツ活動をしない人にとっても同じである。身体活 動量が多いか少ないかが違うのである。身体活動量の違い から必要となるエネルギー摂取量が異なり,同時に各種栄 養素等の必要な摂取量も変化してくる。基本は同じ,だけ れどもその応用範囲が違ってくる。そんなイメージである。
・多くのアスリートを 含む年代である 18-29 歳の男性の身体活動レベルふつう (Ⅱ)の推定エネルギー必要量は 2,650 kcal/日,高い(Ⅲ) は 3,050 kcal/日,女性のふつう(Ⅱ)は 1,950 kcal/日, 高い(Ⅲ)は 2,200 kcal であるが,諸外国の選手に比べ体 格が小さい日本人ハンドボール代表チームの合宿中のエネ ルギー摂取量は体重増加も目標としていたこともあり, 6,000 kcal/日だったことがある。
・当 時 98 歳 女 性 ス イ マ ー(今 年 104 歳)は 約 1,700 kcal/日,当時 100 歳 100 m 男性ランナー(今年 107 歳)は 約 1,440 kcal/日のエネルギー摂取量であった
・身体活動実施後できるだけ速やかに,糖(炭水 化物)とたんぱく質を補給することで,運動により消耗し た筋グリコーゲンの回復を促進することができたり,筋損 傷からの回復促進や筋肥大が期待されたりすることは有名 となった栄養補給法である。
・あるいは持久力向上の一手段 として,試合数日前から,糖質(炭水化物)摂取割合を増 加させる食事法もある。
・試合当日の栄養補給法は,エネル ギー源となる栄養素や食品の特徴の違いから,運動開始前 *分までには○○をなど,消化・吸収にかかる時間を意識 した補給法も検討されている。
・摂取タイミングは,成 分や調理法との関係性から今後さらに発展していくテーマ (注意点)と考える。
・スポーツ栄養は少し特別だけれども,普通に使える知識 (知恵)の宝庫。様々な分野で活用されることを願ってい る。また,他分野他領域の常識をスポーツ栄養に持ち込んで,スポーツ栄養を益々発展させなければならない。


参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/51/4/51_247/_pdf/-char/ja

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