【794目】実際の生活環境と日常の生活場面にOTとして触れる

こんばんは。

本日も地域リハビリで、今日は訪問Cを行って参りました。

6回のプログラムが修了し、これにて介入終了です。

大したことは出来ていないのですが、利用者さんとそのご家族にはとても感謝されました。

初めての訪問Cで担当させていただいた方として、なかなか忘れることはないかと思います。

さて、地域リハビリで普段は行かない街に行くと、高確率でその街にあるカフェにも足を運びます。

カフェと言ってもチェーン店ですが。

中には僕が愛用しているスタバやコメダがない街もあるので、その他のカフェチェーン店を利用することもあります。

その時にどうしても気になるのは店員さんの動きなのですが、最近特に気になった動きを2つ共有します。

1つは、車椅子に乗ったおばあちゃんを介助しているおじさんが入店した時のこと。

車椅子用のテーブルなんてものは設置されていないので、置いてあるテーブルと椅子をずらして車椅子でも座れるようにそのおじさんがセッティングしておりました。

この時の店員さんはおじさんのことを気にかけつつも、ずっとトレーをふきふきしていたんですね。

それを側から見ていた僕も同じですが、この場面で動けないのは勿体無いことだと感じました。

もう1つは、レジ店員さんの接客です。

男性に対しても女性に対しても、子供に対してもご高齢の方に対してもどんな時も一定の声質やリズムで同じ説明をしておりました。

まるでロボットのようでした。

せっかく人対人でホスピタリティを発揮できるチャンスなのにロボットでも代替出来るような仕事をしてしまっていて、これも勿体無いなと感じました。

OTとしてこういった状況に対して介入できることがないか、暇人なので少し考えてみました。

例えば、OTがカフェのスタッフとして車椅子ユーザーの方の対応をするとか、お客さんのキャラクターやハンディキャップに配慮した翻訳的な接客をスタッフの代わりに担う。

そんなのは全く必要ないと思うので、どちらかというと後方からの教育的な関わりなら出来そうな気がします。

障害のある方やご高齢の方などが抱えている動作の行いづらさや援助のポイントなどを共有し、お店のマニュアルを把握した上でスタッフの負担が増え過ぎないオペレーションを提案できれば少しは意味があるのではないでしょうか。

今の時代そういった福祉的な配慮がしっかりしているお店は評価されると思いますし、日本においては高齢者に対する適切な関わり方をスタッフが周知していることは結構マストになってくるんじゃないかなと考えます。

こういうのってコンサルっていうのかな。

福祉系の同業者からは大したことじゃない、たかがそんなことと思われるかもしれませんが、畑が変われば案外そういうことでも気づけていなくて意外と役に立てることがあると思います。

地域リハビリの利用者さんのお話だと、お医者さんには介護予防のために体を鍛えてくださいって言われるけど、鍛え方に関してはお医者さんは教えてくれないそうです。

かといって巷に溢れている運動に関する情報は障害特性への配慮の薄い健常者向けの運動がほとんどです。

だから運動の知識も障害や病気の知識も備えている作業療法士のちょっとしたアドバイスが参考になるようです。

加えると、作業療法士は作業で構成されている日々の生活を考える専門家であるため、日常の中で役立てる場面が沢山あるはずだと思います。

しかし、その点に関してはまだ理想の域を出ておりません。

というのも病院や介護・医療保険下の環境で働く経験が圧倒的に多いからです。

医療の専門知識だけを極めるよりも、生活でのリアルな困りごとのアセスメントや解決策の引き出しを増やさないと、作業療法士だからというだけではそこまで役に立てない気がします。

もっと実際の生活環境と日常の生活場面に触れて経験を積むことが必要です。

そう強く感じるようになったのも地域リハビリを経験してからですし、そんなことを考えるようになったのも地域リハビリをきっかけに足を運んだ普段行かないカフェでの店員さんの動きからでした。

地域リハビリに感謝です。


〜 YWTでまとめ 〜
Y:カフェ店員さんの動きを見てOTが役に立てそうなことを考えた。
W:もっと実際の生活環境と日常の生活場面に触れることが必要。
T:そういった気づきを共有してみる?


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また明日。

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