【1日1事例】知的障害特別支援学校における外部専門家の活用に関する検討 #知的障害 #特別支援学校 #言語聴覚士

参考文献:知的障害特別支援学校における外部専門家の活用に関する検討
筆者:高久 聖也, 後藤 多可志, 伊藤 えつ子, 加瀬谷 朋子, 富田 沙織
発行日:2018年
掲載元:リハビリテーション連携科学 19 巻 (2018) 2 号
検索方法:インターネット
キーワード:知的障害特別支援学校, 連携, 外部専門家, 言語聴覚士
【目的】
・知的障害特別支援学校における外部専門家 (言語聴覚士; ST) の介入効果と, 外部専門家と教員の連携における利点と問題点について検討する.
【方法】
・研究1では, 外部専門家が介入した, コミュニケーションに問題を抱える事例について検討した.
・ 研究2では, 外部専門家と教員を対象に, 双方の連携に関するアンケート調査を実施した.
【結果】
・研究1では, 外部専門家と教員の連携のもと, 事例に対して約半年間言語指導を行った結果, 言語発達検査の得点上昇が認められた.
・研究2では, 「外部専門家の助言の結果, 児童生徒に好ましい変容が認められた」という教員の意見や, 「介入効果が把握しにくい」という外部専門家の意見が得られた.
【結論】
・外部専門家の介入効果を実感している教員がいる一方, その裏付けとなる客観的データが十分でないことも明らかとなった.
・ 研究1のように外部専門家による介入効果の客観的検証が必要と考えられた.
【メモ】
・少子高齢化の中,知的障害特別支援学校の在籍児 童生徒は,2004年度が65,690人であったのに対し, 2014年度は121,568人と増加傾向にある
・知的障害特別支援学校でも外部専門家の活用は進んできてはいるものの,研究報告は非 常に少なくかつ生徒の問題行動に対する介入報告が中心で,外部専門家である言語聴覚士に対するニ ーズが高いと推測されるコミュニケーション面への 介入報告は見当たらない


参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/reharenkei/19/2/19_139/_pdf/-char/ja


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