【1日1文献】オーストリア共和国の子育て予備軍における子どもの発達の問題の気づきについて#オーストリア#発達障害#子育て

参考文献:オーストリア共和国の子育て予備軍における子どもの発達の問題の気づきについて
筆者:伊藤 凌太朗
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:発達障害,親,支援

【はじめに】 
・3歳児健診などのスクリーニングの整備 が充実しているにもかかわらず,漏れや,適切な支援 を受けていない子どもの存在も指摘されている1).
・この原因はいくつも考えられるが,その一つに親が子ど もの発達の遅れや問題に気づけていない可能性がある. 
・親の気づきの時期,父母における差の報告2)などはあ るが,親が子どもの発達の問題に気づけるかといった 報告はない.
・そこで「大人が子どもの発達の問題に 気づけるのか」に焦点をあて,研究を開始した.今回はオーストリアでの調査結果を報告する.

メモ
・知識があっても障害特徴により気づきに差が あったが,ASD はコミュニケーションに問題を持つ こともあるので,多動や衝動性などの ADHD の特徴 に比べ,短時間の映像を見るのみでは気づきにくいこ とが考えられた.
・非学習群でも,ADHD に比べ ASD が気づかれにくかったが,これも同様の理由が考えら れるため,長時間の観察での気づきの有無の確認が必 要である. 
・知識の有無にかかわらず,診断がついていない子ど もを気づきにくいことは,障害特徴が明確でなく,知 識がない場合も,知識がある場合も両方気づきにくい のではないかと考えた.  
・障害によって気づかれやすさに差があるかどうかを 明らかにするため,提示映像条件も含めてさらに検討 が必要である.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O4-3.pdf 

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