【1日1事例】わが国の感覚統合療法効果研究の現状 : 文献のシステマティックレビュー #感覚統合療法 #学習障害 #自閉症

参考文献:わが国の感覚統合療法効果研究の現状 : 文献のシステマティックレビュー
筆者:有川 真弓, 繁田 雅弘, 山田 孝
発行日:2006年
掲載元:日本保健科学学会誌9 巻 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:エビデンスレベル, 学習障害, 知的障害, 自閉症, 作業療法

要約
【目的】
感覚統合療法の効果研究の現状を把握し,今後の研究で望まれる標的集団や方法を検討すること
【方法】
・わが国で発表されたSIT効果研究論文のレビューを行った
・医中誌Webにて検索語を感覚統合として検索した結果,121論文が該当した。
・そのうち,SITを行っていない69編,総説や解説14編,会議録や海外の報告5編,対象が小児以外の6編,効果の記載がない4編,行動の観察のみで検討した10編を除外し,13編を対象に検討した。
【結果】
・レベルIVおよびVのエビデンスが示され,SITは「行うよう勧められるだけの根拠が十分でない」(勧告C)にあたると考えられた。
・今回検討した論文では,学習障害などの疾患で効果があったとする見解に統一が見られた
・今後は,まずはこれらの疾患を対象に,研究デザインを工夫したレベルの高いエビデンスの蓄積が望まれる

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhsaiih/9/3/9_KJ00004480169/_pdf/-char/ja

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