【1日1文献】通所リハビリテーションから就労継続支援 B 型への勧め#就労支援#通所リハビリテーション#介護保険

参考文献:通所リハビリテーションから就労継続支援 B 型への勧め
筆者:鍛治 実(OT)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:就労支援,通所リハビリテーション,介護保険

【はじめに】 
・近年,疾患別リハビリテーション料(算 定期限の設定)が新設されて以降,通所リハビリテー ション(以下,通所リハ)を含めた介護保険サービス に対して脳血管疾患などを有する比較的若い利用者が 増えてきている.
・こういった利用者は,病院で受けて きたような機能訓練に固執する傾向が強く,居宅サー ビス計画においても機能訓練に偏ったプランになって いることが少なくない.
・平成27年4月から平成30年 11月の間に当通所リハにおいて,就労継続支援 B 型 (以下,作業所)に4名移行したので,その取り組み について考察を交え報告する.

【考察】 
・今回の経験から,比較的若い男性利用者に対 して就労支援は機能訓練への固執から脱却させ,一家 の主人としての自信の回復とともに生活意欲の向上に 繋がり,要介護度を改善させる可能性があると考えら れる.
・そして,就労支援において作業療法士は対象者 の言葉の裏にある気持ちを汲み取りながら,心身機能 を評価し,その機能で作業遂行が可能かどうかの評価 をすることが必要と考える.
・つまり,事前にその作業 遂行を可能にする心身機能が保たれているかの評価と 作業自体の作業分析をもとに自己効力感を高めるよう な働き掛けが重要であると考える.
・今回の経験を活か し今後も通所リハでの就労支援を促進していきたい.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P6-4.pdf

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