【1日1文献】統合失調感情障害者に対する主体的な取り組みを支える作業療法#主体性#精神科#統合失調症

参考文献:統合失調感情障害者に対する主体的な取り組みを支える作業療法
筆者:干飯 純子(OT)1)2),高橋 みなか(OT)1),大畠 久典(OT)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:精神科作業療法,主体性,(統合失調感情障害)

【はじめに】 
・今回,症例が調子を崩すきっかけとなる 精神症状と金銭管理について作業療法(以下,OT)介 入を行った結果,退院し地域生活を継続できた.
・その 経過を報告し,OT の意義について考察する.

メモ
・ひとが自分一人で 「これでいい」と確信し自信をもつことは容易ではな い(山根,2015).
・今回,症例が病的体験と距離をとる ために,OTR は症例の強みを明らかにして共有し, 症例が一人で出来る作業を提案し,主体的に取り組め るよう支持した.
・この「強み」の共有や作業時の支持 的対応により,他者の存在に支えられ主体的に取り組 む経験に繋がったと考える.
・OT での成功体験を通し て自信を取り戻し,生活の中でこの対処行動を使える ようになり,取り戻した自信が励みとなって金銭管理 の見直しにも根気強く取り組んだと考える.
・OTR は, その人なりの生活の再建(Life style redesign)と自律 と適応(self control & adaptation)にむけて,自己決 定と主体的取り組みを支える具体的な助言や支援をお こなう(山根,2017).
・今回のような主体的な取り組み を支える OT が症例の自信を取り戻し,再び地域生活 を送るという生活の再建に向けての自律と適応への足 掛かりとなることが期待できる.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O3-1.pdf 

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