【239日目】先生と生徒
こんばんは。
最近、とある漫画にハマっております。
その漫画は学園もので、少し異色さのある設定です。
ネタバレを含むので作品名は伏せます。
その漫画のセリフの中で印象に残ったものがありました。
将来に悩む中学3年生の生徒が、ボランティアのような形で勉強を教えてあげている小学生に言われた何気ない一言をきっかけに悟る場面でのセリフ。
『人間は…自分を変えてくれたものに憧れる』
つまり、中学3年生の生徒が、将来は自分を変えてくれた担任の先生のような先生になりたいと自覚したんですね。
ここで使われている『変えてくれた』は、先生が生徒を無理やり変えようとした結果ではなく、先生は先生としての役割を全うした結果としての生徒の変化を表しています。
この関係性が一番気持ちいいと思っていて、他人から強制されるわけでもなく、他人に押し付けるわけでもなく、自分のことを自分がきちんと全うすることが、間接的に他者にポジティブな影響を与えている状態。
自分がスポーツを楽しんでいる姿を通して、それを見た他の人にもスポーツに興味を持って楽しんでもらえるとか、そんな感じのことです。
ただ、悪意はなくとも善意が過ぎると余計なお世話になってしまうこともあるので、あくまでも自分のしていることと向き合うことが大切なんだと思います。
逆に言えば、悪意なくとも他人にネガティブな影響を与えてしまっている可能性があることを認識できているのであれば、その部分に関するリスクヘッジを入念にしておくと、自分のしていることにも集中しやすくなるのかもしれません。
これって本当に人間関係における理想の状態で、人と関わる際にはプライベートだろうと仕事だろうと関係なしにこうありたいものです。
作業療法においても例外ではなく、クライエントとの関係性もこれが理想系だと考えています。
ただ『作業療法士』として自分が存在する際には、少しだけ役割を演じることも必要だったりします。
その辺はこの漫画に登場する先生も同じような立場だと思われます。
よって、その漫画の中学3年生の生徒と同じように、僕もその先生の在り方に憧れを感じさせられました。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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