「暮らし」を軽く見ていたんだな

以前の私は「時短」とか「省略」「効率化」という意識がとても強かったように思います。

一回きりの人生、少しでも充実したものにするためには生産性を高め、省略できるところはとことん省略していくのがベストだと。

生産性を高める

という部分はほぼほぼ100%、仕事と育児

省略していく

という部分は家事全般

家事は「時短」に「省略」して可能なかぎり「やらない」のがベストだと思っていました。
家事に価値を見出すことができませんでした。

料理に愛情をこめる。なんて正直意味が分からなかった。
もちろん家族が好きなものを作るとか多少栄養バランスを考えるということは当然してきました。

でもじっくりと食材に向きあって、丁寧に料理する

というのはほとんど「趣味」の世界のように思っていました。
時々趣味として楽しむことはあっても、日常で家事をじっくり丁寧に行う
というのは私には難しかったのです。

家事を重要視していませんでした。
若いころってそういう面があることも多いかもしれませんが、私は50歳過ぎまでそれが続いていました。

だから料理の腕も全然あがらず、おせちもクリスマス同様ほとんどのものを買ってきてタッパーにつめるだけでした。

家事は可能ならしたくないもの

だったんですね。
「私の仕事じゃない気がする」
とまで思っていました。

その一番の原因が
「片付かない部屋」だったのかもしれません。

さっと終わる掃除。
すぐに準備できるキッチン
必要なものしか入っていない冷蔵庫

部屋を大幅に片付けた後の大晦日は
朝から台所に立ってお節料理をじっくりじっくり作っています。

狭い部屋ながらも多少使いやすくなった我が家の台所。

そして揃った家族。
色々お互い文句言い合ったりもしながらですが、ゆったりと時間が流れています。

今年の年末はこれまでと全然違っているということを実感しています。

お正月も仕事は最低限にしてゆっくりしようと思います。

最近全く観なくなってしまったドラマや映画も見てみようかな。

黒豆炊けた。
さぁおせちつめよう!

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