気づいたこと
ここのところ、大好きな楽器を吹いていない。
だけど見えてきたものがある。
私は、トロンボーンを通じて一人前になりたいと感じていた。
ところが、
ここ、というところで逃げてしまっている自分も見えた。
それはどういうことかというのもわかった。
家族の環境、という視点でみることができる。
父は一般常識というものがない。
例えばお彼岸にお墓参りやお萩を食べる、といったこと。
全くそういうものがない状態で育ってきた私。
父にお願いしてみた。
「お母さんの為にお萩買ってきて。」
「いつも行くコンビニで店員さんに聞いたら教えてくれるから」
父からはこんな回答がきた。
「聞けねぇ」
「なんで聞けないん?」
私は怒りに満ちていた。
こうしたこともできないと簡単に言ってしまう父。
もちろんお墓参りも拒否するに決まっている。
今まで出来なかったことをできるようにするにはどうしたらいいのか。
私はまた頭を抱えながら今日もバイトに向かう。
何かいいものを食べます。生きます。