見出し画像

パンを作ってベランダで食べたい

長いことやりたいことリストに入っていた
お家でパンを作ること。

ゴールデンウィークの時間を作って、
やっとやっと実現できました!

心地よい春の風に吹かれて
ベランダで食べたら、とっても美味しかった。
今日はそんな記録です。


*  *  *


「パンを作る」

わたしのやりたいことリストに
長いこと入っていたけれど、キッチンが狭いとか
準備が大変そうだとか、

いろいろ理由をつけては
なかなか手を付けられずにいた。


わたしは学生時代に
パンを扱っているカフェでバイトをしていた。

そのカフェでは、冷凍された生地を
店内で成形して焼いていた。

生地をクルクル丸めたり、
薄くのばしてソーセージを包んだり、
わたしはそれがすごく好きだった。

その後、就活で自分がやりたいことが
何なのかわからなくなった時、
地元で有名なパン屋さんの説明会に
参加しようと思ったこともあったくらいには
パン屋さんが好きだった。

(理系大学院で全然違うことを研究していたので
突然なぜ!?と母はびっくりしていた。笑)

もちろんパン屋は諦めたけど、
パン屋の前を通ったとき
家で焼きたてのパンを食べたとき

あのカフェで経験したパン作りの
楽しさが忘れられなくて、いつか家でも
パンを作りたいと思っていた。


それ以来、本屋さんに入る度
手作りパンの本を手に取っては戻してを
繰り返していたけれど、
このGWにようやく本を買って、
スーパーへ材料を揃えに行った。

味にこだわりたいというよりは、
自分の手で生地をこねる過程を楽しみつつ
朝食に焼きたてのパンを食べることが
いちばんの目的だったので

夜に生地をこねて冷蔵庫で一晩発酵させ、
朝成形して焼く、初心者向けの本を選んでみた。


お風呂からあがって、ヤクルトを飲んで、
日記を書くいつもの夜。

いつもならそこでおしまいだけど、
今日はパンを作るべく、徐に材料を並べる。

まずは、材料を量って混ぜていく。
ドライイーストを加えると、
一気にパンの香りに近づいてわくわく!

生地が一つにまとまるように、
バターが馴染むように、無心になってこねる。

むちむちした生地をこねる手の感覚。
少しずつ雑念が消えて、
頭の中は目の前のパンだけになっていく。

こねた生地はタッパーに入れて、冷蔵庫で一晩。
ふっくら大きくなりますように。

深夜、まだ少しギュッとしてる生地


ゆっくり眠った翌朝、調子はいかがかなと
意気揚々と冷蔵庫の扉を開ける。

生地が大きく膨らんで、
むちむちに少しのふわふわが加わった。

すごい、ちゃんと発酵してる!!

翌朝、タッパーの中にもっちり膨らんだ生地


生地は半分こにして、
半分は切りっぱなしのまま冷凍。
(食べたい時に解凍して焼くだけでOK)

もう半分は、丸パンを作ることに。

まんまるって難しくて、ちょっと歪だけど
なんだか可愛らしく見えてくる。

少しだけ仕上げ発酵をして、オーブンへ。

まーるくふっくら膨らんで、
少しずついい香りがしてくるのを
眺めている幸せ。。


まんまる膨らんだよ〜


待っている間にじゃがいも、玉ねぎ、
トマトとたっぷりチーズのオムレツを焼いて、
あったかい紅茶といちごジャムを用意。

天気が良くて気持ちいい日だったので、
ベランダで朝食(いや、もう昼だけど)を
食べたい!と夫を誘い出す。

いつも使っている椅子の脚を
汚れないようにラップでカバーして、
テーブル替わりのスツールも一緒にベランダへ。

ここ数年、マスク越しだった春の空気を
今日は思いっきり吸い込む。
暖かい爽やかな風がそよそよ気持ちいい。


外で食べるご飯は美味しい!


パンをちぎると
焼きたての芳ばしい香りが広がって、
もちっと食感が美味しかった。

何より作るのがとっても楽しかったから
もう100点満点◎

次はどのパンを作ろうかと、
本を開いては今からわくわく。


大変そうだとなかなか実現できなかったけど
やってみたら思っていたより簡単で、
すごく楽しかった!

勝手に難しいと思っているだけで、
意外とすんなりできちゃうことって
他にもたくさんありそう。

あまりいろいろ考えすぎず、
もっとフットワーク軽く色々行動したいなと
改めて感じた1日でした。


ちなみに、ベランダで過ごすというのも
初めてだったけど、何だかハマってしまいそう。

パンを食べた後も、
ブランケットとクッションを持ってきて
イヤホンで音楽を聴きながら
しばらくのんびり過ごしていた。

ベランダで心地よく過ごせる季節は
限られていると思うので、
今のうちにたくさん楽しんでおこう。

今度は夜風にあたって夜景を眺めながら
晩酌なんていうのもいいな〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?