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「天才」なんて言葉使うな

今回は僕が常々思っており、何人かには実際に伝えてきた話をここに記す。

僕が大学生時代によく聞いた人の誉め言葉。それが「天才」。使用例はこうだ。

「〇〇、天才すぎるだろ!!??」
「やば、天才じゃね!?」
「まじ天才」


こんな言葉がサークル内で飛び交ってた。そんな中、僕はこの言葉を許すことはできず、1人ぐつぐつ腸煮えたぎっていた。ではなぜこの言葉が嫌いか。その理由は2つある。

1つ目

皆が「天才」と多用することで「天才」の価値が下がっていることが許せない。おそらく、お前たちが互いに「天才」と呼び合って気持ちよくなっていても、お前たちは本当の天才には一切及ばない。しかし、お前たちが「天才」を使うことで、本物の天才が「天才」じゃないように思えるのが許せないのだ。「天才」の希少価値を下げていることに物申したい。

2つ目
「褒める側が楽しているから」
である。例えば、ある人がポスターを上手に描いたとしよう。その時に奴らがかける言葉は「天才」の2文字である。ただ、僕が思うに相手を褒めたいならこんな安っぽい言葉ではなく、「ここのオレンジ色の色彩が寂しさを演出してて良いね。」とか、「こんなデザイン見たことない!」とか、「美的センスすごいよね。どこでその力がついたの?」とか。
もっともっと具体的に褒めんかい!、とそう思うのである。そう思って仕方がないのである。誉め言葉を全て2文字に収めて、ギャル語のように乱発して天才の敷居を下げていることがただただ許せないのである。

こんな話をしても大きく共感されないことも分かっている。ただ、この世のどこかで僕と同じようにフツフツと湧き上がっている人がいるのなら一緒に拳を上げようじゃないか。


そして次は。「〇〇は本当に良い人だよ」と人のことを「良い」という言葉だけで紹介してくる奴らについて問いたいと思う。

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