春の雨の日
外に出ると 霧雨がわたしを揺らした
あたたかい
春の雨だ
傘を差し 長靴を履いて歩く
こんなに身軽だったっけ
水溜まりに足を取られ 風に揺らされる
こんなにふらついてたっけ
あの子の手を引いているつもりで わたしが引かれていたのか
あの子を抱いているつもりで わたしが支えられていたのか
あの子たちは新芽のように成長している
わたしは ただここにいて ただ老いていくのか
それとも風にさらわれて飛んでいくのか
雨と風が強くなった
まっさらの笑顔とふにふにのほっぺに
また充電させてもらおう
わたしもがんばってみるよ
「あなたの元気が足りなくなったらいつでもおいで」
って言えるように
ふわりと歩いてみるよ
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