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ペヤングヌードルのまずさに興味を惹かれる

去る3月13日は、ペヤングやきそばの発売記念日なのだそうです。1975年に発売ということで、ほぼ半世紀に亘って愛され続けているロングセラー商品ですが、自分が初めてペヤングを食べたのは、大人になってからです。

そもそも、日清食品のお膝元であるオーサカバビロンでは、「うまい・ふとい・おいしい」でお馴染みの焼そばU.F.O.様が幅を利かせており、ペヤングの発売元である、まるか食品の大阪営業所が2008年にできるまでは、関西での取り扱いはほとんどなかったのだそうです。

2015年あたりからは、ユーチューバーがこぞってネタにしていたクソデカペヤングや激辛ペヤングを店頭でよく見かけましたが、その流れも鎮静化してきて、今はデフォルトサイズと大盛りサイズの通常のペヤングをたまにコンビニで見かける程度に落ち着いています。

ちなみに激辛ペヤングの獄激辛は本当に泣くほどヤバかった。「激辛」を自ら謳う商品の多くはたいしたことないが(※個人の感想です)、獄激辛は開発者が全員ラリっていたのかと疑いたくなるヤバさだ。きっとそのうち非合法になる。

最近はやらんが、その頃の私は蒙古タンメン中本のカップ麺にハバネロスパイスを入れて食っていた変態であり、激辛マニアという伝説のスナックの復活を星に願っていた。それくらい激辛好きだった自分ですら、もうやめてください、許してください、と月に祈ったほどだ。

このところは刺激よりも安心と安全を心がける生活をしているので、イ○ンで88円とかで売られている謎のリキュールを昼間からキメるようなことは控え、プリン体ゼロなので実質的にアルコールゼロといえるので健康に良い角ハイボールを夜に3本までしか呑まないし、変なカップ麺よりもサウナ上がりのラーメン屋を選ぶ。

なので、ペヤングもずいぶんご無沙汰なのですが、こうして書いていると、ちょっと食べてみたくなりますね。獄激辛はいらんけど。

このnoteのテキストを書いているときは、だいたいテーマに関する物事を別のウインドウでググっていて、今はAmazonのページが開かれており、ペヤングの商品がずらりと並んでいるのですが、そこで見たことがないものを発見。

ペヤングヌードル……だと?

やきそばのペヤングに、ヌードル版が存在するらしい。ふむ。1973年に発売開始ということで、やきそばよりもむしろこちらのほうが先にデビューしたそうだ。

それはともかくとして、評価が著しく低い。AmazonでもGoogleクチコミでも、どんな商品や店舗にも低評価がある程度は付くものですが、このペヤングヌードルはカイジも頭を抱える圧倒的低評価。

こんなの逆に見たことがない。ほとんどの人が異口同音に「まずい」と書いている。逆に気になってくる。かつて、日本一まずいラーメン屋として人気を博した(?)「彦龍」という店舗が関東にあったそうですが、そこまでまずさに定評がある味とは、どんな味なのか。

自分は味覚にはおそらく疎いほうで、特に食べ物に関しては、好き嫌いはあるものの、明確に「まずい」と思ったことはほとんどありません。今までの人生でいちばんまずかった食べ物は?という問いに咄嗟に答えられない。

飲み物ならダントツで生茶スパークリングなんだがな。あれは凄かった。奇跡のまずさ。しかし、食べ物、さらにはラーメンとなると、何がどうまずくなるのか、よくわからない。

よく「あのラーメン屋はハズレだった」と言う人がいるが、自分はラーメン屋に入って明確にハズレだと感じたことが一度もない。「超うまい」か「まあうまい」の2択しかない。山岡士郎氏と対談したらめっちゃバカにされて、頼んでもいないのにラーメン三銃士を連れて来られるだろう。

天下一品のこってりの麺を食べきった後にニンニクをバカスカかけてドロドロなスープを作るとか、九州系のラーメンにホタテ飯をぶち込むとか、どちらかというと山岡士郎氏ではなく、なべやきコンブ氏をリスペクトしているかのようなスタイルなので、ラーメンの真髄など全くわかっていない。

そんな自分が食べても、ちゃんとまずいのだろうか。うーん、ポチろうかな。でも12個単位じゃないと買えないっぽいんだよな。

100円ショップに紛れ込んでいたりしないだろうか。地元の100円ショップ、どういうわけか北海道限定のはずのやきそば弁当が置いてあることがたまにあるので、ペヤングヌードルもワンチャンあるかもしれぬ。どれだけまずいのか、是非ともそのお手並みを拝食させていただきたい。

で、今度はなんか、一平ちゃんが食べたくなってきた。

サウナはたのしい。