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スーファミは1日1時間

これはわりと、リアルでもネットでも意外に思われるのですが、自分はほとんど、ゲームの類をプレイしません。

別に嫌いなわけではありません。むしろ、どちらかといえば逆で、のめり込んだら廃人になるまでやり込んでしまうので自制しているのです。

初めて家にやってきたゲーム機は、スーファミこと、スーパーファミコンでした。

もうかなり末期の頃で、とっくに時代はプレステことプレイステーションに切り替わっていた頃。当時のプレステの人気ソフト『クラッシュバンディクー』のCMが、すでにテレビで流れまくっていました。

それだけに、旧い機種となってしまったスーファミは対抗策として、値下げに次ぐ値下げ。おまけに、ソフトにスーファミ4000円引きクーポン券を同梱。

なので、一応は新品でありながら、たぶん定価の半額以下で入手したと思います。その数ヵ月後には、任天堂の新しいハード「NINTENDO 64」が出ると予告されていました。

そんな、はっきりいって実質的には1世代前、時代遅れのハードとはいえ、家に来た時はテンションが上がりました。

一緒に買ったソフト『星のカービィ スーパーデラックス』は毎日のようにやり込みました。

セーブデータがすぐ消えることで有名で、自分のものもしょっちゅう消えていましたが、むしろ最初からまたできる!というお得感を覚えていました。

このソフトは少し特殊で、7種類のゲームが組み込まれていて、ひとつのゲームをクリアすると新しく他のゲームが遊べるようになる仕様なのですが、それとは別に、いつでも遊べるサブゲームなるものがあります。

反射神経を競う『刹那の見斬り』と、固い岩(ポップスターと呼ばれるもの)にどれだけヒビを入れられるかを競う『かちわりメガトンパンチ』ですが、特にメガトンパンチが大好きで、なんとなくやり続けていたら1時間以上が経っていたことがあります。

そして、親は無情にも、スーファミの電源をオフにしてしまいました。我が家では、ゲームは1日1時間という高橋名人の教えを忠実に守っていたからです。もうスーファミ時代も終わりかけだったというのに。

実際、1日1時間を本当に忠実に守っていたの、うちぐらいのもんだったんじゃね?と、同世代の方とゲームの話をするたびに思うんですが、どうなんでしょう。

サウナはたのしい。