見出し画像

やりたかった「後悔」にノーリスクで挑戦できる副業に救われた話

この記事は、会社員としてWebデザイナーをしながら、副業で絵を描いたり、動画を作ったりして気ままに暮らしている私のこれまでの紆余曲折をまとめたものです。
とっても個人的な内容かつ、自分のための備忘録として書いたものなので、暖かく細い目で読んでいただけたら嬉しいです^^

夢をかなえるゾウを再読してみた

以前読んでいた本、「夢をかなえるゾウ1」を、なぜだか無性に再び読みたくなりまして。

この物語は、主人公の男の子が神と名乗る関西弁のガネーシャ(表紙の像さん。笑)から、人生をよくするための課題を日々与えられて、その課題に取り組む中で成長していく物語です。

一度読んだ本だから、スルスルと読み進めていたのだけれど、本の中で登場する「最後の課題」で読み進める手が止まりました。

以下、本の一部を抜粋。

みんな知ってんねん。やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。でもやらへんねん。何でや?それは、今の自分と同じこと考えてるからや。
収入。世間体。将来の不安。同じやで。
人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや。

・・・・・・

夢を諦めた子供時代

小学生の時の私は、まさに「収入、将来の不安」を気にして、夢を諦めた。

私の母親はとても読書好きの人で、本を読む楽しさを子供にも伝えるために、私と弟を毎週末、図書館に連れて行ってくれた。
「本好きになってほしい」という母親の願いとは裏腹に、私は「絵を描くこと」に夢中になっていった。
図書館に置かれているポーズ集やイラスト素材集、色彩についての本など、「絵」に関係する本をひたすら借りては、参考にして描いた。

父親には「子供の頃に触れるものなんてごく一部だから、漫画やアニメだとか身近なものをやりたくなっているんだ。絵を描いて食べていける人なんてごく一部で、とても厳しい世界なんだ。もっと視野を広げるべきだ。」そうよく言われていた。

子供ながらに父の意見の正しさはわかっていたし、その意見を超える程の自信もなかった私は、違う道を探すことにした。

楽しい社会人生活とコンプレックス

高校生の頃。私の将来の夢は「デザイナー」に変わっていた。
言葉で説明するよりも、図式化したり資料にまとめたりして説明することが好きだったので、この仕事なら楽しくできそう!という憧れが強くなっていた。
その中でも不特定多数の人の目に留まるチャンスがある、Webの世界に憧れて、Webデザイナーを目指して東京工科大学に入学した。

少々端折りまして。
大学を卒業して晴れてWebデザイナーとして働き始めた。
毎日新鮮で、楽しくて時間を忘れて作業に没頭した。周りの環境にも恵まれて、素敵な同僚もたくさんできた。
でも、いつも心のどこかにポツリと「やり残し」のような引っかかる感覚があった。

イラストをお仕事にしている人を見ると、羨ましい気持ちや悔しい気持ちが湧き上がることもあった。でも、その感覚は社会人として働く中でどんどん現状に満足して消えていった。

転職と挫折

社会人になって3年が経った頃。もっと経験を積みたくて転職を決意した。転職先の会社ではWebマーケターとしての経験も積めるので、よりキャリアに深みが増すのではないかと期待していた。
しかし、転職して1年が経った頃。
多忙な仕事に身体がついていかず、精神的にも崩れてしまい、仕事を辞めざるを得ない状況になってしまった。

挫折…。

運よく父の会社でデザイナーとして雇ってもらい、無理なく働けるようになった。けれど…毎日帰宅すると悔しい思いに打ちのめされていた。

趣味としての副業

毎日鬱々としている自分が嫌になり、趣味を作ることにした。
iPadを手に取って始めたのがLINEスタンプ作り。

「趣味を作ろう」という軽い気持ちで始めたことだったけど、LINEスタンプを作る中でどんどん絵を描くのが好きだった頃の感覚を思い出せた。
ずば抜けて絵が上手い訳でもない。有名な訳でもない。
でも描きたいなら、描いていいんだ。
そんな風に思えた。

「作る」楽しさを伝えたくて、YouTubeもはじめた。
動画作りも始めは趣味の一環だったけど、副業として真剣に取り組んでいく中でどんどんハマっていった。

そしてイラスト専門チャンネルの開設。

チャンネルとしてはまだまだひよっこだけど、挫折や回り道を経験した私だからこそ、伝えられることがあると信じて発信している。

子供の頃にやりたかったことが、趣味を通して、副業としてできている今の環境には本当に感謝している。
副業なら、リスクなく挑戦できることが多々あると思う。
もちろん、難しい業種もあるかもしれないけど、始めは小規模でも、少しずつ積み上げていけばいつか理想に辿り着けるかもしれない。

たくさん回り道をしたけれど、もがいた分、たくさん楽しんで描いていきたいと思えている。

・・・・・・

大好きなことだからこそ否定されるのが怖くて、周囲の反応や数字を気にして逃げ出したくなることもあるけれど…もうブレないぞ。という思いも込めて、ダラダラと私事を書いてみました。

同じような経験をした方や、今悩んでいる方にとって少しでもヒントになることがあれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

♡スキ を押すと、私の描いたキャラクターがランダムで登場します。


よかったら押してみてね!(笑)



よろしければサポートお願いします…! いただいたサポートでよりクリエイター活動を頑張りますっ