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旦那飯は韓国料理 78 / トビウオ料理と、トビウオみたいに個性的じゃダメですか?のはなし

旦那さんが、トビウオを買ってきて作ってくれた。
本人も食べたことない魚らしい。
私もたぶん初めてだ。
淡白な味で、辛みのタレとよく合って美味しかった。
ただ少し骨が多かったかな。

豆モヤシや唐辛子の葉っぱナムルも絶品

隣のスーパーに子供たちが塗ったヒマワリのぬり絵が沢山飾られていた。
それぞれに一生懸命に塗っていて微笑ましかったが、何だか少し寂しい気持ちになった。

というのも、使ってる色がほぼ同じだ。
クレヨンなら12色くらいあるはずなのに、決めたれたように同じ色を使ってる。

今の日本を象徴してるみたいだ。大学生が就活の時期になれば、誰が誰か区別もつかないほど、同じタイプのリクルートスーツに、黒いカバンと靴。女子は黒髪を束ねて、化粧の仕方まで同じ。

嫌にならんのかね?
私は人と同じがイヤだから、耐えられない❗️

もし私が企業の人なら、わざと私服で来させたい。
私服のほうがTPOをわきまえているかわかると思うけどなー。

きっと悪目立ちしたくなかったり、チョイスが面倒でリクルートスーツなら考えなくてもいいから便利なんだろうな。
無難に皆と同じにしておけばいいから。

子供の頃から突出しないように教育されてるもんな。

私がこんな母親ゆえに、うちの娘達は他の子より個性的らしい。
ファッションも思考も、今時の若者らしくない(笑)

でも、これは私だけのせいではなく、彼女らの恩師が個性を大切にしてくれる人たちだったことも影響している。

長女は、絵画教室の先生がユニークで、例えば地面をピンクに塗っても、褒めてくれた。
あなたには、そう見えたのね、すごいわねー、キレイね!ってな具合に。

また次女は小学一年生の担任がとんでもなく個性的な先生で、子供達の個性を引き出す魔女だった(笑)
いつも子供本位。
面白いことや、体験を色々させてくれた。
クラスには難聴の子、フィリピンの子もいた。
今から思うとわざとあの先生のクラスだったんだと思う。
おかげで、いじめや差別もなかった。
「違い」を、否定せず
「認め」られるように
学芸会では、小学一年生なのに韓国語、中国語、手話を交えて歌った。
しかも、難聴の子には、自分の耳が聞こえないけど手話ができると、その子を先頭に、皆で歌いながら手話を披露。
うちの次女は大きな声がだせるからと、韓国語の歌を独唱。
フィリピンの子には「私の国の服です」とフィリピンの衣装で登場。
それぞれの個性と、違い
でもそれを違和感ではなく違って当たり前、認めることのたいせつさを教えてもらっていた。

小さくてもあんなにできるんやね❗️と多くの保護者が感心したのを覚えている。

でも保護者の中には、それを良しとしない人がいたのも事実だ。
「先生のやり方についていけない」と教育委員会に直接訴えたひともいたらしい。

さらに教師からも「あんまり勝手なことするな。保護者がこっちにまで要求してくる」といわれたり。
子供たちは、何をするにもちゃんと納得してやっていたし、自分の個性や違いを、自信を持って披露したのに。

右にえならえの、個性を認められない親や教師が差別を広げてるんじゃないかと感じた。

次女は、その恩師から「なにくそ!やで」と教えてもらい、未だにそれを心においている。
その先生の教え子の中にはあのバークレーにいった子もいる。

小さい頃の教育は、本当に大事だと思う。
いい恩師、いい大人に出会えたら、子供たちは自分の個性や、持っている能力をおもいっきり発揮できるし「違い」のわかる大人ならぬ、違いのわかる子供になると、実際に体験して感じている。

また、子供は親を見て育つのだから、子供を叱る前に自分の姿を見返るのも大事だ。
「子供が勉強しない」と嘆いていたら「親が勉強してる姿をみせないからだ」と教えられ、目からうろこだった。
あ~そうか、と素直に納得できた。
まさに子供は、親の鏡だ。
我が子の中に自分を見ることができる。

我が家は
他人と違ってヨシ❗️
トビウオみたいに
もっと自分らしさ、
個性を伸ばして生きてほしい。







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